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ドコモ光の速度が遅いのは本当?原因や対応策を徹底解説

ドコモ光を利用している中で「なんとなく速度が遅い」と感じたことがある人もいるでしょう。

ドコモ光は一般的な利用シーンと照らし合わせると十分な速度を誇りますが、ルーターや回線の混雑状況などによって多少変動することもあるため注意が必要です。

今回の記事では、具体的なドコモ光の速度目安や遅いと感じる原因、スピードを改善する場合の対処法などについて、詳しく解説します。

ドコモ光の速度の目安は?

ドコモ光の速度

まずはドコモ光の速度の目安について知っておきましょう。

ドコモ光はNTT東西が提供するフレッツ光と同じ回線を利用しており、最大通信速度は、上り・下りともに「1Gbps」もしくは「10Gbps」です。

ただし、最大通信速度は理論上の数値であるため、実際に選ぶ際は「実測値(実際に計測できた値)」を参考にします。

ドコモ光の実測値については、以下を目安と捉えておきましょう。

なお、下記の数値は「みんなのネット回線速度」に掲載された9月18日時点のデータを利用しています。

スクロールできます→

上り通信平均速度
(アップロード)
223.95Mbps
下り通信平均速度
(ダウンロード)
271.26Mbps
※上記通信速度は、みんそくでジャンル分けがされていないため、理論値速度が1Gbps/10Gbpsの2つが混在している可能性があります。

理論値通信速度よりも実測値は低下するため、「あまり速くないのでは?」と感じる人がいるかもしれません。

しかし、基本的にどの回線を選んでも、理論値通信速度で使えることはまずありません。

具体的な数値については後述しますが、通常のインターネット利用で必要な速度は10〜20Mbps程度です。

よほど通信量を消費する使い方をしない限り、ドコモ光の速度でも十分高速通信を実感できます。

しかも、ドコモ光は「IPv6」にも対応しているため、さらなる高速通信を楽しむことも可能です。

IPv6とは、従来の接続方式であるIPv4よりも混雑しにくい環境を整え、高速通信を実現した方式を指します。

日常で利用する分には上記の数値でも十分な速度を誇りますが、より快適にインターネットと接続したい人にとって、IPv6を利用できるのは魅力的です。

ただし、ドコモ光のマンションタイプを選んだ場合は、建物内の配線方式によって速度が変わるため確認しておきましょう。

理想は「光回線方式」を採用していることですが、中には「VDSL方式(引き込みは光回線ケーブルを用いているが、核部屋までの配線は電話回線を利用している接続方法)」を利用している建物もあります。

VDSL方式は、通信速度が遅い電話回線(メタル線)を利用している影響で、速度がやや低下するため注意が必要です。

詳しい内容については、後述の「VDSL方式を導入している」を参照してください。

ちなみに、ドコモ光の速度は利用するプロバイダーによっても変化します。

平均値は上記で解説した速度ですが、例えばGMOとくとくBBとプロバイダー契約すると、「上り248.22Mbps」「下り290.35Mbps」という数値*を出せる可能性もあります。

契約する際は、ドコモ光自体だけでなくプロバイダーの速度もチェックすることが重要です。

みんなのネット回線速度のGMOとくとくBBを利用した回線速度の平均値

一般的に必要な回線速度の目安

具体的にドコモ光の速度がどれだけ優れているかは、一般的なシチュエーションにおける必要な回線速度の目安を把握すればわかります。

スクロールできます→

シチュエーション 回線速度の目安
メールやSNSでのメッセージ送信 128Kbps〜1Mbps
Webサイトの閲覧 1〜10Mbps
SNSへの写真投稿 3Mbps
SNSやYouTubeへの動画投稿 10Mbps
YouTubeなどの動画視聴や音楽再生 0.7〜20Mbps

※画質によって異なる。

オンラインゲーム(FPS・TPS・対戦アクション) 30〜100Mbps
リモートワーク(zoomを利用したグループ会議など) 0.6〜3.0Mbps

※画面共有の有無で異なる

オンラインゲームでは100Mbps近い速度が必要になりますが、ドコモ光の平均速度であれば十分対応できます。

より具体的なシーン別の速度目安を知りたい人は以下の記事もご覧ください。

GMOとくとくB光

ドコモ光の速度は遅い?

ドコモ光の速度についての結論

結論として、ドコモ光の速度はそれほど遅くありません。

先述した表からも分かるとおり、オンラインゲームのように、より速い通信速度を求められる使い方をしなければ、速度が遅いと感じることはほとんどないでしょう。

ドコモ光の速度は利用環境や時間帯によっては300〜400Mbpsを超える場合もあり、プロバイダーによっては600Mbpsを超えることもあり得ます。

それだけの通信速度を誇っていれば、オンラインゲームなどの高速通信を求められる使い方を高い頻度で行ったとしても快適に利用できるでしょう。

IPv6にも対応しているため、日常的に高速通信を活用したい人にはおすすめです。

GMOとくとくB光

ドコモ光の速度が遅いと言われる原因

ドコモ光の速度が遅いと言われる理由

上記のようにドコモ光の速度は、一般的な利用シーンで必要な速度と照らし合わせても、十分なスピードを誇ります。

それにもかかわらず「ドコモ光の速度が遅い」と言われる原因としては、主に以下3つが挙げられます。

  • 回線が混雑している
  • 利用ユーザーが多い
  • プロバイダーによって速度が変わる

原因①回線が混雑している

回線が混雑していると、ドコモ光の速度は低下しやすくなります。

回線は目に見ないため意識にしにくいですが、通信データが通れるキャパシティには限度があります。

車の混雑状況をイメージするとわかりやすいでしょう。

同じ道幅の道路があった場合、車の台数が多いとさらに混雑して進みが遅くなります。

回線も同じように、インターネットの同時利用者数が増えるほど通り道が混雑するため、速度も低下するのです。

回線の混雑を避けるためには、他のユーザーがインターネットを利用する時間帯は避けることが有効的です。

一般的には、以下のような時間帯はインターネットの利用人数が増えると言われています。

  • 夜間
  • 休日
  • 昼休みの時間帯

とくにドコモ光は人気の回線であり、契約者数は2021年時点で700万人を突破しています。

非常に利用者が多いため、時間帯の影響も受けると回線速度が低下するケースもあるでしょう。

なるべく快適にドコモ光の回線を利用したいのであれば、上記のような通信量が増える時間帯は避けるべきです。

原因②VDSL方式を導入している

ドコモ光ではマンションなどの集合住宅でのインターネット接続の際に「VDSL方式」を採用している場合があります。

VDSL方式とは、建物の共用部分に光ファイバーを開通させて、共用スペースから各部屋には既存の電話回線を利用する接続方式です。

VDSL方式は途中で回線の種類が切り替わるため、どうしても速度が低下してしまいます。

そもそも電話回線は、インターネットへの接続を考慮した設備ではないため、速度が低下するのはやむを得ません。

古いタイプのマンションでは、インターネットが開通していたとしてもVDSL方式を採用しているケースがあります。

ただでさえ速度が低下しやすいうえに、マンションでは同時に大人数が利用することもあり得るため、より速度は低下してしまうのです。

マンションにすでに開通されている接続方式については、自分で変更できません。

入居後に「回線速度が遅い」と気づかないように、事前にマンションで採用している接続方式をチェックしておきましょう。

接続方式が「光回線方式」「LAN方式」であれば、VDSL方式よりも早い速度でドコモ光を利用することが期待できます。

原因③プロバイダーによって速度が変わる

ドコモ光の回線自体に問題はなくても、利用しているプロバイダーが速度に悪影響を及ぼしているケースもあります。

先述の通り、ドコモ光には従来以上の高速通信を実現できる「IPv6」という最新規格が適用されています。

しかし、肝心のプロバイダーがIPv6に対応していなければ、せっかくの高速通信を利用できません。

ドコモ光はプロバイダーを自由に選べるため、IPv6未対応の業者と契約しているのであれば、高速通信に対応しているプロバイダーに切り替えを検討しましょう。

IPv6に対応しているプロバイダーの一例としては以下が挙げられます。

  • GMOとくとくBB
  • ぷらら
  • OCN
  • BIGLOBE など

同じドコモ光を使い続けることにはなりますが、プロバイダーに応じて料金プランやキャンペーン、違約金などが異なるため、事前にチェックしておきましょう。

例えば「GMOとくとくBB」であれば、プロバイダー契約の際に最大95,000円(不課税)のキャッシュバックを受けられるキャンペーンを開催中です。

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利用中のドコモ光回線速度の調べ方

回線速度の調べ方

もし、現在利用中のドコモ光の回線速度が気になった場合は、速度測定サイトを活用しましょう。

速度測定サイトでは、契約している回線種別や利用地域などを選択するだけで、簡単に速度を計測できます。

ワンクリックで利用できるサイトもあるため、使い方を見て自分に合うものを選ぶとよいでしょう。

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サイト名 特徴
インターネット回線スピードテスト ワンクリックで手軽に速度を計測できる
fast.com サイトを開くだけで速度を計測できる。下り速度のみ計測可能
BNRスピードテスト ワンクリックで手軽に速度を計測できる
SPEED TEST 計測地域やメニューを選択すると計測できる
Speedtest.net ワンクリックで計測できるが、スマホからはアプリが必要

回線速度の「速い・遅い」を判断する際は、自分が日常で利用するシーンを基準にするとよいでしょう。

例えば、日常の利用シーンが「Webサイト閲覧」「SNSのメッセージ送信」などの場合は、そこまで速度にこだわる必要はありません。

一方で「オンラインゲームを毎日行う」「リモートワークでZoomの利用機会が多い」という場合は、Webサイト閲覧やメッセージ送信程度の速度では快適に利用するのは困難です。

自分が利用する場面と照らし合わせて、適切な速度が出せているかをチェックしておきましょう。

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ドコモ光の速度が遅いときの対応策

対応策

上記で解説した通り、ドコモ光の速度が遅い場合は、利用者の多い時間帯を避けたりプロバイダーを変更したりすることで対処できます。

しかし、なんらかの対処を行っても回線速度が改善しない場合は、以下のようにルーターや使用機器など、別の部分に不具合が発生しているかもしれません。

以下で、速度改善のために考えられる対応策をまとめたので、参考にしてみてください。

  • ルーターやデバイスを再起動する
  • 接続端末を減らす
  • 無線LANルーターの設定場所を変える
  • 有線接続に変える

ルーターやデバイスを再起動する

ルーターやデバイスの電源を落として再起動すると、通信速度を改善できる可能性があります。

デバイス(スマホやパソコンなど)を長時間利用していると、本体に熱が発生して負担がかかり、処理速度が低下するかもしれません。

あるいは、アプリやサイトの立ち上げ数が多すぎて、処理速度が落ちることもあるでしょう。

自分では気づいていなくても、バックグラウンドで非表示のアプリが立ち上がっていることもあります。

上記の負担を一度ゼロにするためには、電源を落とすことが大切です。

コンセントがあれば30秒ほど抜くことで、よりデバイスの負担を逃がせます。

電源を落とす際は、デバイスへ負担をかけないように強制終了などはせず、必ず正規の手順を踏みましょう。

無線LANルーターやモデムの場合も、デバイスと同じように一度電源を落とすと速度が改善することがあります。

有線の場合はケーブルの接触不良によって速度の低下を引き起こすこともあるため、電源を入れ直す際にチェックしておきましょう。

接続端末を減らす

先述の通り、通信量が増えるほど回線に負担がかかるため、速度が低下しやすくなります。

無線LANルーターなどを介して、ドコモ光を複数台の端末に接続していると、利用者の少ない時間帯でも負担が大きくなるため、使わないデバイスの回線を切断して状況を見ましょう。

仕事などで複数台のデバイスを使う場面があるかもしれませんが、例えば「パソコンを使っている間はスマホを見ない」ということがあるかもしれません。

自分の行動を振り返り、今使っていないデバイス(あるいは使用頻度が低い)については、Wi-Fi接続をオフにしておくのも1つの手段かもしれません。

もし家族が同じ回線を使っているのであれば、「仕事の間は使っていない端末のWi-Fiは接続しない」などのお願いをするのも効果的です。

ルーターの設定場所を変える

無線LANルーターの設定場所によってもドコモ光の速度は低下する場合があります。

Wi-Fiの電波は同じ建物内であれば、ある程度はスムーズに使えるはずです。

しかし、同じ距離でも「無線LANルーターとデバイスの間に障害物がある」「家電による電波干渉を受けている」などの理由により、通信速度が低下することもあります。

回線速度が遅い場合は、無線LANルーターにデバイスを近づけたり、障害物をずらしたりすることで改善しましょう。

以下のような場所にルーターを置くと、速度の低下を引き起こす恐れがあるため要注意です。

  • 床:電波は円形に飛ぶため、床に置くと発信範囲が狭くなる
  • 水場の近く:水槽などで電波の透過性が低下する可能性がある
  • 鏡や金属類の近く:金属や鏡は電波を反射する性質を持つ
  • 窓際:窓ガラスから外に放散してしまう可能性がある
  • 電子レンジなどの近く:電波の周波数が近いため干渉される可能性がある

上記の場所を避けたとしても、部屋の間取りが複雑な自宅では改善できないかもしれません。

どうしてもドコモ光の速度が改善されなければ、中継機やメッシュWi-Fi機能を搭載した無線LANルーターの導入も検討しましょう。

費用はかかりますが、快適に回線を利用できるようになります。

有線接続に変える

無線での通信速度が改善されなければ、有線接続への切り替えも検討しましょう。

有線接続は、無線に比べて配線の取り回しに制限がありますが、障害物の影響を受けないため速度を改善できます。

有線に切り替える際は、LANケーブルの対応規格をチェックしておきましょう。

以下の規格に応じて、対応している通信速度が異なります。

スクロールできます→

名称 対応速度
CAT5 100Mbps
CAT5e 1Gbps
CAT6 1Gbps
CAT6A 10Gbps
CAT7 10Gbps
CAT8 40Gbps

参考:エレコム

対応規格は、LANケーブルの表面に記載されています。

ドコモ光は最大通信速度「1Gbps」であるため、CAT5では高速通信を利用できません。

パソコンのLANポートも確認しましょう。

LANポートに「1,000」と記載されていれば、1,000Mbps=1Gbpsに対応しています。

Windowsであれば、画面のデバイスマネージャーから「ネットワークアダプター」を確認すると、LANケーブルの対応規格を確認できます。

GMOとくとくB光

ドコモ光が遅いと感じたら「GMOとくとくBB 光」を契約しよう

GMOとくとくBB 光

ドコモ光はIPv6にも対応しているため、日常的に利用する分にはまったく問題ないレベルの速度を誇ります。

万が一、速度が遅いと感じたら、別の部分に原因があるかもしれないため、今回紹介した内容をもとに改善してみるとよいでしょう。

もしも、何らかの対処をしてもドコモ光の速度が改善できない場合、別のプロバイダーを利用することも検討しましょう。

切り替えるのであれば「GMOとくとくBB光」を選択肢のひとつとして考えることもオススメです。

GMOとくとくBB光もIPv6に対応しているため高速通信を利用できます。

3年以上の契約者には高スペックなWi-Fiルーターを無料でレンタルしてくれるため、より快適な環境で高速通信を楽しめるでしょう。

料金プランも2種類だけなので、光回線にありがちな「煩雑な条件を見てプランを決める」という手間がありません。

条件を満たすと初期工事費用分が毎月の料金から割引されるため、導入も実質無料で行えます。

解約金なども一切発生しないため、「実際にどれくらいの速度なのか試してみたい」という人でも気軽に契約可能です。

2年連続でお客満足度1位を獲得した実績もあるため、お得な料金で高速通信を利用したい人は、ぜひGMOとくとくBBをチェックしてみましょう。

公開日時点の情報のため、お申込みの際は実際のお申込みページの情報をご確認ください。
本記事では、「プロバイダー」「プロバイダ」の表記を「プロバイダー」に統一しております。
GreenEchoes Studio代表 河村 亮介
通信費節約の専門家兼「グリーンエコーズスタジオ」の代表として、回線系WEBメディア「GreenWaves」の企画運営執筆を担当。回線系サービスに関する深い知見を活かし、さまざまな媒体にて執筆や監修など活躍中。
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