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auの置き型Wi-Fiスマートポートの評判は?スペックや他社ホームルーターとの違いを解説
auの自宅用置き型Wi-Fi「スマートポート」は、工事なしで手軽にインターネット接続できるのが強みです。
メリットも豊富ですが、通信速度や料金に関してデメリットも多く、人によってはおすすめできません。
こちらでは、auスマートポートのスペックとあわせてメリット・デメリットや使用者の口コミを紹介します。
設定方法や解約方法も解説しますので、ホームルーターの導入を考えている方は参考にしてみてください。
- auの置き型Wi-Fi「スマートポート」とは
- auスマートポートのスペック
- auスマートポートと他社ホームルーターの比較
- auスマートポートの評判は?
- auスマートポートのメリット
- 簡単な設定ですぐにインターネットが使える
- auスマートバリューが適用される
- auスマートポートのデメリット
- 通信速度が遅く不安定
- 利用料が高くなりやすい
- auスマートポートの利用がおすすめできる人の特徴
- auスマートポートの利用をおすすめできない人の特徴
- auスマートポートの設定方法
- auスマートポートが遅いときの対処法
- 再起動する
- 設置場所を変える
- auスマートポートを解約するには
- auの置き型Wi-Fiに関するよくある質問
- auスマートポートは機種変更できる?
- auの置き型Wi-Fiの速度制限の要件は?
- スマートポートとauホームルーター5Gは何が違う?
- auのスマホ割を使うなら「GMOとくとくBB WiMAX」もおすすめ
auの置き型Wi-Fi「スマートポート」とは
auの「スマートポート」は、コンセントにつなげるだけで手軽にインターネットが利用できる自宅用の置き型Wi-Fiルーターです。
通常の「ハイスピードモード」ではWiMAX 2+回線で通信し、有料の「ハイスピードプラスエリアモード」に切り替えるとオプションとしてau 4G LTE回線がWiMAX 2+回線とあわせて使えます。
KDDIグループのUQコミュニケーションズ株式会社が提供するWiMAX 2+で採用しているホームルーターを使用しており、最大通信速度や提供エリアも同様です。
auは、同じく工事不要でネット接続できるサービスとして、「ホームルーター5G」も提供しています。
ホームルーター5Gは、スマートポートとは異なり5Gに対応しているのが特徴です。
詳しい違いはスマートポートとauホームルーター5Gは何が違う?の見出しで解説します。
auスマートポートのスペック
auスマートポートの基本的なスペックを、下の表にまとめました。
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auの置き型Wi-Fiスマートポートのスペック | |
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端末 |
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発売日 | 2017年2月3日(HOME L01) |
対応回線 |
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最大通信速度(下り) | Wi-Fi:867Mbps*1
有線LAN:1Gbps*1 |
通信制限 | 10GB/3日間 |
最大接続台数 | 42台*2(Wi-Fi+有線LAN) |
最新機種である「Speed Wi-Fi HOME L02」の最大通信速度は、Wi-Fi接続時が867Mbps、LANケーブル使用時が1Gbpsです。
あくまで理論値上の数字となっており、実際にこの速度で通信できるわけではありません。
通信が安定していれば普通にサイトや動画を閲覧する分には問題なく使えるでしょう。
同時に接続できる端末台数が最大42台と多く、大人数の家族で使えることも強みです。
auスマートポートと他社ホームルーターの比較
auスマートポートには、他社のホームルーターと比べてどのような違いがあるのでしょうか。
「SoftBank Air 5G」「ドコモHome5G」のスペックと比較しました。
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auスマートポート (Speed Wi-Fi HOME L02) |
SoftBank Air 5G | ドコモHome5G | |
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対応エリア |
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最大通信速度 | 上り:75Mbps
下り:867Mbps |
上り:不明
下り:2.1Gbps |
上り:218Mbps
下り:4.2Gbps |
プラチナバンド利用 | オプション対応 | 非対応 | 標準対応 |
通信制限 | 10GB/3日* | 混雑状況により制限あり | 詳細明記なし |
5G対応の他社ルーターと比べると、最大通信速度はどうしても劣ってしまいます。
また、他社2つのルーターは、実質的にデータ容量の上限がないような感覚で利用できるのに対し、スマートポートは一定期間内に上限を超えた通信量を使うと速度が制限されるのが特徴です。
auスマートポートの評判は?
auスマートポートを実際に使った人の口コミの中には、よい評判も悪い評判も見受けられました。
よい評判では、主に設定の簡単さや受信感度のよさが高評価の理由として挙げられています。
-
「ワイマックスの感度がかなり強化されています。LTEと同等の速度で快適です。」
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「即日開通、設定簡単、速度十分で文句なしです。」
一方で、サイト閲覧すらままならないとの声も上がっています。
-
「Googleの検索結果から、どのWebページを開こうとしても、接続に時間がかかり、結局タイムアウト。」
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「前に持っていたポケットルーターより受信感度が悪く使い物になりませんでしたので即返品しました。」
ネットの用途や環境によって、使い勝手は大きく異なるようです。
auスマートポートのメリット
auスマートポートを使うメリットは、次の2点です。
- 簡単な設定ですぐにインターネットが使える
- auスマートバリューが適用される
それぞれ詳しく解説していきます。
簡単な設定ですぐにインターネットが使える
スマートポートの特長といえば、光回線のように工事や煩雑な契約手続きを行う必要がなく、家のコンセントに挿してその日から使える手軽さです。
難しい設定も不要なため、機械に詳しくない人でもネット接続ができます。
auスマートバリューが適用される
auスマートバリューは、au携帯電話と固定回線をセットで契約した際に、対象プランに入っているスマホの利用料金が割り引かれるサービスです。
スマートポートとのセットでも対象となり、スマホの月額料金から最大1,100円(税込)が毎月割り引かれます。
また、auスマートバリューに加入すると、通常1,105円(税込)のプラスエリアモードの利用が無料になることもメリットです。
プラスエリアモードでは、WiMAX 2+に比べて建物内でもつながりやすいプラチナバンドが利用できます。
auスマートポートのデメリット
auスマートポートには、以下のようなデメリットもあります。
- 通信速度が遅く不安定
- 利用料が高くなりやすい
それぞれ詳しく解説していきます。
通信速度が遅く不安定
スマートポートは端末が古く、5G対応のルーターや光回線と比べると通信速度が遅いです。
また、通常は障害物を避けるのが苦手なWiMAX 2+回線を使っており、建物内でつながりにくくなってしまいます。
とくに、周りに遮蔽物や電子機器があると電波を拾いにくいため、ルーターを置く場所を考えなければいけません。
利用料が高くなりやすい
スマートポートの月額料金や端末代金には適用可能な割引キャンペーンがなく、利用料が高くなってしまうのも難点です。
auユーザーでなければ、スマートバリューのセット割も受けられません。
通信速度の速さや利用料の安さを求める方は、auや他社の5G対応ルーターを調べてみてください。
月額料金はスマートポートとほとんど変わらず、端末代金が実質無料になるキャンペーンなどが利用できます。
auスマートポートの利用がおすすめできる人の特徴
auスマートポートを利用するのに適している人の特徴は、auスマホユーザーであることです。
上で紹介したとおり、auのスマホユーザーがスマートポートを利用すると、スマートバリューの割引が受けられる可能性があります。
特に家族でauを使っている場合、割引が全員に適用されお得です。
スマートバリューに加入すると、プラチナバンドのモードが無料で使えて、月の最大データ容量が7GBから30GBに増えるメリットもあります。
とはいえ、ルーターを利用する人数が多いとデータ通信量の消費が激しくなり、容量が足りなくなりやすいことには注意が必要です。
条件としては、実質的にパケット無制限感覚で利用できる「WiMAX +5G」や「ホームルーター5G」に大きく劣っており、価格面でもこれらとかなり近いため、現時点でauスマートポートを選ぶのはおすすめしません。
auスマートポートの利用をおすすめできない人の特徴
逆に、次のような人にはauスマートポートをおすすめできません。
- データ通信量の消費が多い
- オンラインゲームを快適にプレイしたい
動画を頻繁に見たり、大容量のファイルを送受信したりと、短期間で消費するデータ通信量が多い人には、スマートポートは向いていません。
なぜなら、一定の通信量を使い切ると速度が1Mbpsに制限されてしまう*ためです。
また、スマートポートに限らず、モバイル回線を利用したインターネットでは、ping値が高く、オンラインゲームを快適にプレイすることは難しいです。
ping値は通信の応答速度を表す数値で、高いほど回線状態が悪いとされます。
一般に、ping値が50ms以下であればオンラインゲームが遅延なしで遊べるといわれますが、スマートポートの平均値は56~63ms程度です。
通信の遅さや不安定さがネックとなり、正直、多くの人にはおすすめできません。
※直近3日間の合計パケット通信量が10GBを超過した場合、超過した翌日の18時から翌2時まで最大1Mbpsの通信速度制限がかかる。ただし、それ以外の時間は速度制限の対象とはならない。
auスマートポートの設定方法
auスマートポートを設定し、スマホやパソコンをWi-Fi接続する手順は以下のとおりです。
- 1.au ICカードを入れる
- 本体の底面にあるNano IC Cardスロットのカバーを開き、ICカードを差し込みます。
- 2.電源を入れる
- ACアダプタの電源プラグをコンセントに挿し、DCプラグを本体に接続します。「Statusランプ」が緑色に点灯していたら、正常に電源が入っている印です。
- 3.Wi-Fi接続したい端末のWi-Fiをオンにする
- スマホやパソコンの設定から、Wi-Fi接続をオンにします。
- 4.接続する
- 検出されたWi-Fi一覧からスマートポートの「SSID」を選択し、接続します。パスワード入力が求められたら、「暗号キー」を入力してください。「SSID」と「暗号キー」は、本体の底面に記されています。設定方法はルーターの機種や接続端末によって多少異なりますが、いずれにしても簡単に接続可能です。
auスマートポートが遅いときの対処法
auスマートポートの使用中に、通信速度が遅いと感じたときの対処策として、次の方法を紹介します。
- 再起動する
- 設置場所を変える
再起動する
ルーターを再起動することで、通信速度が改善することがあります。
ルーターの再起動は、電源を入れたまま「Resetボタン」を細い棒状のもので2秒以上押し続けると完了です。
同時に、スマホなどの接続端末も再起動しておきます。
設置場所を変える
通信速度が遅いときは、ルーターの設置場所が適切でない可能性があります。
クローゼットのような閉鎖空間や電波の干渉を受ける電子機器の近くは避け、窓際や高い位置、部屋の中央など、遮蔽物の少ない場所に置いてみましょう。
通信制限がかかっている可能性もあるため、通信速度が遅くなったら使用したデータ通信量を確認することも大切です。
簡単な対処法でネットの使用感が変わることもありますので、試してみてください。
auスマートポートを解約するには
auスマートポートの解約は、auショップでのみ受け付けています。
解約の手順は、以下のとおりです。
- 必要書類を用意する
- 来店予約する
- auショップで解約する
まず、解約に必要な書類を用意します。
契約者本人が解約する場合と代理人が解約する場合とで、別のものが必要です。
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契約者が解約する場合 | 代理人が解約する場合 |
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委任状は公式サイトでダウンロードし、契約者本人が必要事項を記入しておきます。
次に、公式サイトやアプリから来店予約をしましょう。
行きたい店舗を選択し、au IDや来店目的、日時を入力します。
予約当日になったらauショップに行き、必要書類を提出して解約手続きをしてください。
なお、「2年契約N」に加入している場合は、契約途中で解約すると1,100円(税込)の解約金が発生します。
解約費を抑えたい方は、更新期間(満了当月~翌々月の3ヶ月間)に解約してください。
端末代金の分割支払いが完了していないと、残債が請求されることにも注意が必要です。
auの置き型Wi-Fiに関するよくある質問
最後に、auの置き型Wi-Fiに関するよくある質問を、Q&A形式で紹介します。
auスマートポートは機種変更できる?
Q.auスマートポートは機種変更できる?
A.auスマートポートは、機種変更が可能です。
機種変更の際は3,300円(税込)もしくは2,200円(税込)(一部のルーター間で変更する場合)の事務手数料が発生します。
auの置き型Wi-Fiの速度制限の要件は?
Q.auの置き型Wi-Fiの速度制限の要件は?
A.auスマートポートでは、3日間に合計10GB以上の通信量を利用した場合、18時~翌2時の通信混雑時間帯の通信速度が1Mbpsに制限されます。
プラスエリアモードでは、月のデータ容量上限が30GB(auスマートバリュー未加入の場合は7GB)です。
上限を超えて利用すると、当月末まで最大128kbpsに速度制限されます。
スマートポートとauホームルーター5Gは何が違う?
Q.スマートポートとauホームルーター5Gの違いは?
A.ホームルーター5Gは、2021年8月6日に提供開始されたスマートポートの後続サービスです。
両者の最も大きな違いは利用できる通信回線にあり、ホームルーター5Gは、WiMAX 2+とau 4G LTEに加えてau 5Gが標準で利用可能となっています。
データ容量に関しても3日で10GBの制限はなく、実質的にパケット無制限感覚で利用できるなど、従来に比べて基本的に性能が進化しているのが特徴です。
さらにホームルーター5Gは、月額料金の一部や端末代金の全額が割り引かれてお得に利用できます。
auのスマホ割を使うなら「GMOとくとくBB WiMAX」もおすすめ
画像引用元:GMOとくとくBB WiMAX
auスマートポートは手軽にインターネット接続できる便利なルーターですが、現在はおすすめできる人が少ないのが実情です。
セット割でスマホの月額料金が安くなるauユーザーにはメリットがありますが、後続のホームルーター5Gや他社のルーターのほうがお得かつ快適にネットを使える可能性もあります。
通信速度や料金に不満がある場合、別のサービスを利用することも検討してみてください。
auのスマホ割を活用できるホームルーターなら、5Gに対応し、工事不要で高速通信が使える「GMOとくとくBB WiMAX」がおすすめです。
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