ドコモのポケット型Wi-Fi (モバイルWi-Fi)は無制限？プラン内容や料金を解説

ドコモのポケット型Wi-Fi (モバイルWi-Fi)は無制限？

ドコモのポケット型Wi-Fiは、契約プラン次第では実質的にパケット無制限のような感覚で利用できます。

データ通信量が実質的に無制限のような感覚で利用可能となるのは、「5Gギガホ プレミア」プランです。月額7,315円（税込）で、5Gエリアでも4Gエリアでもデータ通信が可能です。

ただし、ドコモのスマホとポケット型Wi-Fiとセットで契約できる「5Gデーラプラス」を利用する場合は注意が必要です。

この場合、スマホの料金に月額1,100円(税込)を加算するだけで、別途購入したデータ通信端末でもインターネットが利用可能となりますが、データ通信が実質無制限となるのはスマホのみとなります。

ペアとなる料金プランが仮に実質データ通信量が無制限感覚で利用できる「5Gギガホプレミア」だったとしても、ポケット型Wi-Fiは月最大30GBまでしか利用できません。

これは、その他の大容量プランも同様で、ポケット型Wi-Fiを実質無制限で利用するためには単独で契約する必要があります。

ドコモユーザーでポケット型Wi-Fiも契約したいという方は、テザリングを上手に活用しましょう。

セット契約はポケット型Wi-Fiこそ通信容量の制限がありますが、スマホは無制限感覚で利用することができます。

つまり、外出先でパソコンを使うシーンでは、スマホでテザリングをすればインターネットを自由に利用できるのです。

ドコモのポケット型Wi-Fiとは？

ポケット型Wi-Fiは、持ち運び可能な小型の無線LANルーターです。

ポケット型Wi-Fiがあれば、外出先や旅先など、どこでもインターネットを快適に利用できます。

なかでも、ドコモがリリースする「Wi-Fi STATION」シリーズは、シャープが製造を行っており、「広範囲のエリアで高速通信を利用できる」と登場時から注目を集めました。

なお、ドコモのサービスではありますが、ドコモのスマホを持っていない方でも契約できます。

ドコモのポケット型Wi-Fiの料金プラン

ドコモのポケット型Wi-Fiは専用の料金プランはなく、基本的にはスマホと同じ料金体系です。

通常の音声通話ができるプランのSIMカードを契約し、別途購入したデータ通信端末に挿入する形で利用します。

ただし、ドコモのスマホとポケット型Wi-Fiをセットにする場合は、まず「5Gデータプラス 1,100円（税込）」または「データプラス 1,100円（税込）」を契約したうえで、「ドコモのギガプラン」のいずれかに申込む必要があります。

なお、別途「5Gデータプラス」または「データプラス」1回線につき、「ドコモのギガプラン」1回線の申込みが可能です。

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5G対応機種向けの「5Gギガホ プレミア」なら、国内データ通信が使い放題感覚で利用できます。

テザリングでの使用もデータ通信上限は設けられておらず、通信速度制限を気にすることなく外出先でインターネットを楽しむことができるのです。

冒頭でもご説明したとおり、ドコモのスマホとセットで契約する「5Gデータプラス」の場合、お使いのスマホのプランに月額1,100円(税込)を加算する代わりに、ポケット型Wi-Fiは月30GBまでしか利用できないため注意が必要です。

「5G ギガライト」は使った通信量に応じて月額料金が変動するプランです。

使った分だけ料金を支払えばよいので、月々のパケット通信量にムラがある方であれば、使わない月はより節約できるでしょう。

一方、4G対応機種向けの「ギガホ プレミア」は、月々最大60GBまで高速通信を楽しめるプランです。

また、ギガライトは5G向けの「5G ギガライト」と同じシステムで、データの使用量に応じて月々の料金が変動します。

ドコモのポケット型Wi-Fiの端末

ドコモのポケット型Wi-Fi（Wi-Fi STATION）シリーズは下記の4種類です。

• SH-54C
• SH-52B
• SH-52A
• SH-05L

※2023年現在

それぞれの通信機種の通信速度やバッテリーの持ち時間、充電時間などを詳しく紹介します。

Wi-Fi STATION SH-54C

画像引用元：ドコモ公式サイト

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対応回線	LTE、5G
通信速度	5G：受信時最大4.9Gbps／送信時最大1.1Gbps 4G：受信時最大1.7Gbps／送信時最大131.3Mbps
同時接続台数	17台(Wi-Fi：16台／有線LAN：1台 or USB：1台)
充電時間	ACアダプタ 08：約180分
バッテリーの持ち時間	LTE：約600分 5G：約540分
端末金額	96,800円（税込）
重量	約282g

SH-54Cは、2023年1月に発売したドコモ史上最速^※ルーターです。

2022年8月にドコモが提供開始した5G通信サービス「5G SA（Stand Alone）」に対応しており、従来の5G回線を超えた高速通信を実現できます。

また、4G（LTE）環境でも最速受信時1.7Gbpsの通信速度を実現しており、外出先でもインターネットをストレスフリーに利用可能です。

また、別売りのUSB3.2（Gen1）対応ケーブルがあれば、USBテザリングも可能です。

ドライバーのインストール不要なため手軽でわかりやすく、有線回線での安定的なネット環境を実現できるでしょう。

※2023年3月時点

Wi-Fi STATION SH-52B

画像引用元：ドコモ公式サイト

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対応回線	LTE、3G、PREMIUM 4G、5G
通信速度	5G：受信時最大4.2Gbps／送信時最大218Mbps 4G：受信時最大1.7Gbps／送信時最大131.3Mbps
同時接続台数	17台（Wi-Fi：16台／有線LAN:1台 or USB:1台）
充電時間	ACアダプタ 07：約185分
バッテリーの持ち時間	LTE：約630分 PREMIUM 4G：約430分 5G：約440分
端末金額	35,640円（税込）
重量	約166g

SH-52Bは、5G対応ながら重量約166gと軽量で、バッグやポケットに入れて気軽に持ち運べます。

手のひらサイズでありながら4000mAhという大容量バッテリーを備え、5G回線でも連続約440分間の使用が可能です。

また、フィルタリング設定にも対応しており、どこでも安心してインターネットを利用できます。

Wi-Fi STATION SH-52A

画像引用元：ドコモ公式サイト

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対応回線	LTE、3G、PREMIUM 4G、5G
通信速度	5G：受信時最大4.2Gbps／送信時最大480Mbps 4G：受信時最大1.7Gbps／送信時最大131.3Mbps
同時接続台数	18台（Wi-Fi：16台／有線LAN：1台／USB：1台）
充電時間	ACアダプタ 07：約165分
バッテリーの持ち時間	LTE：約400分 PREMIUM 4G：約280分 5G：約290分
端末金額	68,904円（税込）
重量	268g

SH-52Aは、ドコモ製品で初めて有線LANポートを内蔵したモデルです。

従来のモバイルルーターの2.5倍もの高速通信を実現可能で、有線ケーブルさえあれば外出先でもさらに安定的にインターネットを楽しめます。

最新のWi-Fi 6に対応しており、無線通信もストレスフリーです。

4Kや8Kの高精度映像もリアルタイムで送信可能なため、外出先でリモート会議に参加する機会が多い方にもおすすめです。

Wi-Fi STATION SH-05L

画像引用元：ドコモ公式サイト

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対応回線	LTE、3G、PREMIUM 4G
通信速度	受信時最大988 Mbps／送信時最大75Mbps
同時接続台数	11台（Wi-Fi：10台／USB：1台）
充電時間	ACアダプタ 07：約175分
バッテリーの持ち時間	LTE：約15時間 3G：約17時間 PREMIUM 4G：約5時間
端末金額	27,720円（税込）
重量	150g

SH-05Lは、ドコモの現行モデルでは最軽量ながらも、PREMIUM 4G対応+4000mAhの大容量バッテリーを備えたモデルです。

また、モバイルバッテリー機能も搭載されており、外出先でスマホを充電したいときにも便利です。

国際ローミングに対応しているため、海外旅行や出張が多い方にもぴったりです。付属のクレードルを使えば、有線LANもスムーズに接続できます。

5G通信には対応していないため、5Gでの通信を希望される方は本機以外を選択しましょう。

ドコモのポケット型Wi-Fiのメリット

ドコモのポケット型Wi-Fiのメリットは、以下の3点です。

• 日本全国で快適に利用できる
• 通信速度が速い
• 選択するプランによっては通信制限中も1Mbpsで利用できる

ドコモのLTEサービスは、2014年度末時点で人口カバー率99%を突破しています。

田舎や山間部など、日本全国で快適にインターネットを利用できるでしょう。

5G回線についても現在エリアを拡大中で、「2024年3月までに全国すべての市区町村への展開、人口カバー率90%以上の実現」という目標を掲げています。

2022年時点でドコモの5Gサービスは1,000万以上の契約を突破しており、今後5Gサービスの展開エリアは加速度的に拡大していくでしょう。

また、ドコモのポケット型Wi-Fiは、他社と比較して通信速度が速いことでも知られています。

たとえばソフトバンクの5G対応ポケット型Wi-Fiである「Pocket WiFi® 5G A004ZT」の最大通信速度は受信時最大3.0Gbps／送信時最大298Mbpsですが、2023年1月に発売したドコモの「Wi-Fi STATION SH-54C」は受信時最大4.9Gbps／送信時最大1.1Gbps※1です。

各社の製品には異なるメリットがありますが、通信速度を重視したい方にとって、ドコモのポケット型Wi-Fiは選択肢のひとつとなるでしょう。

「5Gギガホ プレミア※2」と「ギガホプレミア」なら、通信制限中も1Mbpsでインターネットを利用できるというメリットもあります。

1MbpsならLINEやメールの送受信、SNSやWeb検索などは問題なく利用できるため、スマホやパソコンを比較的ストレスなく利用できるでしょう。

※1：ともに5G回線の場合

※2：ドコモのスマホ＋ポケット型Wi-Fiをセットで契約した場合、ポケット型Wi-Fiは月最大30GB

ドコモのポケット型Wi-Fiのデメリット

ドコモのポケット型Wi-Fiのデメリットは、以下の2点です。

• 料金が高い
• 無制限で利用するなら単独契約が必要

ドコモのポケット型Wi-Fiは他社と比べて月額料金が高く、コストを抑えたい人にはあまりおすすめできません。

たとえばドコモの「5Gギガホ プレミア」は月額7,315円（税込）ですが、ソフトバンクの「データ通信専用50GBプラン」は月額5,280円（税込）となっています。

データ容量が実質無制限感覚で利用できるのは魅力的ですが、人によっては「料金が高くて手がでない」と感じる場合もあるでしょう。

ポケット型Wi-Fiを実質無制限感覚で利用できるのは「5Gギガホプレミア」を単独契約した場合に限ります。

ドコモのスマホを「5Gギガホプレミア」とし、「5Gデータプラス」をセットした形で契約すると、ポケット型Wi-Fiは月最大30GBまでです。

外出先で主にパソコンを使ってインターネットを利用したい場合は事実上「最大30GBで月額7,315円（税込）」となり、割高に感じてしまう方もいるでしょう。

いつ・どこで・どのようにポケット型Wi-Fiを使いたいのか、自分の利用方法に合わせたサービスやプランを選ぶことが大切です。

ドコモのポケット型Wi-Fi利用が向いている人

ドコモのポケット型Wi-Fiは、以下のような方に向いています。

• ドコモのスマホユーザーではない
• 通信速度にこだわりたい
• 山間部でインターネットを利用したい

ドコモのポケット型Wi-Fiをお得に契約するには？

ドコモのポケット型Wi-Fiを賢く利用するなら、キャンペーンを活用しましょう。

ドコモとWiMAXはどちらがお得？

ドコモのデータ容量実質無制限には惹かれるものの、「月額料金が高い…」と感じる方にはWiMAXがおすすめです。

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※価格はすべて税込

※実質月額料金に関しては、契約月を月初め1日から契約した場合の37ヶ月間の総額を利用期間で除した値を実質月額料金と規定しています。また、ドコモの場合は割引非適用でかつ、契約事務手数料が無料になるオンラインショップで申し込んだ場合を想定しています。

GMOとくとくBB WiMAXの「ギガ放題プラスプラン」であれば、ドコモの「5Gギガホ プレミア」と同じくデータ容量が無制限感覚で利用可能となっており、月額費用も約半額程度で利用できるのも非常に魅力的です。

ドコモのポケット型Wi-Fi選びは慎重に

ドコモのポケット型Wi-Fiは、「通信速度が速い」、「広範囲をカバーしている」といったメリットがある一方、他社と比べると月額料金が高く、「スマホとセットで契約すると月最大30GBになる」といった制限もあります。

ドコモのポケット型Wi-Fiを契約する際は、メリットだけでなくデメリットを十分考慮することが大切です。

「無制限プランをお得に利用したい」という方は、GMOとくとくBBのWiMAXも検討してみましょう。

リーズナブルな価格ながらデータ容量無制限で、コストを抑えつつ快適にインターネットを楽しめます。