光回線
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ADSLとは?光回線との違いや見分け方、提供終了後の対処法をわかりやすく解説

長年インターネット通信を支えてきたADSLが、2024年までにサービスを終了します。

そこで、ADSLの代替として光回線を利用することを考えている方は多いでしょう。

同時に、「前もってADSLを解約しなければいけないのか」「光回線に乗り換えてメリットがあるのか」といった疑問も出てくるかもしれません。

そこでこちらでは、ADSLと光回線の違いや、サービス終了後もインターネットを使い続けるための対処方法を紹介します。

ADSLとは

ADSLとは

ADSLは、Asymmetric Digital Subscriber Line(=非対称デジタル加入者線)の略で、電話用アナログ回線を用いたインターネット通信技術です*。

「非対称」とは、上り(アップロード)と下り(ダウンロード)の通信速度が理論上異なることを指しています。

ADSLの功績は、電話では使わない周波数帯を使用して、従来は不可能だったインターネットと電話の同時使用を実現したことです。

また、一般的な電話回線を使用するため、特別な工事をせずに利用できることも普及を加速させました。

一方で、メタルケーブル(通常の電話回線)を通じて電気信号で通信するため、悪天候や電磁波の影響を受けやすく、NTTの基地局から離れるほど通信速度が遅くなるというデメリットがあります。

ADSLは、現在の光回線と同じ「定額制」のサービスとなっていた点でも非常に優れていました。

それまでの電話回線を使った「ダイヤルアップ方式」では、通信時間に応じて料金がかかる「従量課金性」だったため、ADSLは当時非常に革新的だったことでしょう。

しかし、現在では光回線などを用いた高速通信技術が発達したことで、ADSLの利用者が減っているのです。

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ADSLと光回線の違い

ADSLと光回線の違い

ADSL以外の代表的なインターネット回線に、光回線があります。

光回線は、光ファイバーと呼ばれるガラスやプラスチックなどで構成される「光を通す繊維」で作られたケーブルを用いて、光の反射や屈折を利用することでデータを転送する仕組みです。

光ファイバーを用いた光回線の大きな特徴は、電磁気の影響に強く、高速信号をより遠くまで伝送できるという2つが挙げられます。

ADSLと光回線の違いは、主に以下の3つです。

ADSLと光回線の3つの違い

  • 通信速度
  • 通信の安定性
  • 料金

それぞれ詳しく見ていきましょう。

通信速度

ADSLの通信速度は、基本的に光回線に比べて遅いです。

あくまで理論上の数値ですが、下り最大速度を比べるとADSLが50Mbps、一般的な光回線は1Gbps(=1000Mbps)と、大きな差があります。

近年では最大通信速度10Gbpsを掲げるサービスも増えており、光回線なら高画質の動画やオンラインゲームも楽しめるでしょう。

ADSLより光回線の通信速度が速い理由は、回線として使われるメタルケーブルと光ファイバーの性質にあります。

ADSLで使われるメタルケーブルは、天候や電磁波の影響を受けやすいことに加えて、情報伝達の減衰率が高く基地局から離れるほど通信速度が低下するという特徴があります。

それに対して光ファイバーは、外部の影響を受けずに大量のデータを送受信できることに加えて、電話回線よりも情報伝達の減衰率が非常に低いため、高速通信が可能なのです。

光回線では、物理的な速さだけでなく、通信方式の進歩によっても高速化が進んでいます。

従来の「PPPoE」方式よりも混雑が救いなく「IPoE」という次世代の接続方式が登場しており、利便性が向上しました。

このように、光回線とADSLを比較すると、光回線がいかに高速通信が行えるかがお分かりいただけるでしょう。

通信の安定性

通信の安定性に関しても、光ファイバーを用いる光回線に軍配が上がります。

ADSLで利用される電話回線(メタルケーブル)は、外部・内部両方からの電磁波の影響を受けやすく、ノイズが発生することが多いです。

また、ADSL機器の設置場所が基地局から離れるほどに信号が劣化し、通信速度が落ちることで通信自体が途切れることもあります。

一方で、光回線は地域や時間帯によって速度が落ちることはあるものの、ノイズが発生しにくくデータの質を保ったまま長距離伝達が可能です。

快適なインターネット環境が必須となっている現代だからこそ、速度と安定性に優れた通信ができる光回線の人気にもうなずけます。

料金

料金に関しては、基本的に光回線よりもADSLのほうが安く利用できるメリットがあります。

具体的に違いを説明すると、ADSLの月額利用料が2,000~3,000円程度であるのに対し、光回線は3,500~5,000円程度が相場です。

さらに、光回線の開通させるための工事費用の相場は、戸建て・集合住宅によって費用が異なるものの、概ね15,000円〜40,000円程度の費用が発生します。

ADSLの基本工事費用が約5,000円となっていることを考えると、光回線の方が利用の際に多くの費用がかかることがわかります。

ただし、光回線の契約時にはスマホとのセット割引や工事費無料などのキャンペーンが利用できるケースが多いため、条件によってはほとんど金額に差はありません。

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ADSLの見分け方

ADSLの見分け方

自宅のインターネット回線がADSLなのかわからない、もしくは忘れてしまった方も多いでしょう。

自宅の回線がADSLか見分けるには、次の2つの方法があります。

  • 回線の接続方法で確認する
  • 契約書類で確認する

回線の接続方法で確認する

ADSLを利用しているか見分けるには、レンタルもしくは購入した一番壁に近い大きい装置を見て回線の接続方法を調べるのが簡単です。

ADSL接続の場合は、壁に一番近い装置は「スプリッタ」と呼ばれる、電話回線が2つ刺さる小さな装置が設置されており、次いで「ADSLモデム」という大きな装置が設置されています。

光回線の場合、この「スプリッタ」という装置は使用しません。

一番大きな機器を確認し、「ADSL」と書かれていればADSLを利用していることになります。

光回線を利用している場合の配線方法はさまざまですが、一番大きな装置に「ONU」「VDSL」と書かれていた場合は光回線を利用中です。

契約書類で確認する

もうひとつは、回線業者と契約した際に渡された「契約内容のご案内」「開通のご案内」などの契約書類で確認する方法です。

契約書類には回線業者やサービスの情報が記載されており、サービス名や通信の種類の欄に「ADSL」と書かれているか否かで判断がつきます。

光回線を利用している場合の表記は、「FTTH」などと記載されている場合が多いです。

契約書類には業者の連絡先も載っていますので、書類を見てわからなければ直接問い合わせてもよいでしょう。

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ADSLは2024年にまでにサービスが終了

ADSLは2024年にまでにサービスが終了

ADSLサービスは続々と新規申込受付けが終了しており、2024年までに廃止されることが予定*されています。

サービスが終了するとインターネットが使えなくなるため、続けて利用したいなら、ADSLを解約して光回線をはじめとする別のサービスに乗り換えなければいけません。

サービス終了の大きな背景には、より高速で通信できる光回線の普及により利用者が減っていることと、老朽化しつつある設備の保持が難しいことがあります。

スマホが広く浸透したことで固定電話が必要ない世帯が増えたことや、アナログ回線自体が近々終了することも一因でしょう。

代表的なADSLサービスを提供していたNTTとソフトバンクも、それぞれ2023年1月31日と2024年3月末をもって一部地域を除き提供終了すると発表しました。

NTT東西のADSLサービス終了期日:2023年1月31日*1

ソフトバンク株式会社のADSLサービスの終了期日:2024年3月末*2

地域や設備の状況を考慮して順次終了としていますが、直前になって慌てないよう余裕を持って乗り換えることをおすすめします。

参考 ※1

NTT東日本NTT西日本

(ただし、2022年2月1日から2023年1月31日の間に「フレッツ光」が提供となったエリアでの「フレッツ・ADSL」のサービス提供終了は、2025年1月31日となります。( NTT東日本NTT西日本))

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ADSLから乗り換えなら「GMOとくとくBB光」がおすすめ

ADSLから乗り換えなら「GMOとくとくBB光」がおすすめ

サービス終了前にADSLから乗り換えるなら、「GMOとくとくBB光」をおすすめします。

GMOとくとくBB光の魅力は、なんといっても月額料金の安さです。1ギガプランの場合、戸建てタイプは4,928円(税込)、マンションタイプは3,773円(税込)でご利用が可能となり、10ギガプランだと戸建て・マンションともに5,940円(税込)でご利用頂けます。

工事には最大26,400円(税込)かかりますが、途中解約しなければ36回の分割払い相当分が値引きされ、実質無料で開通できるのもおすすめポイントです。

また、次世代の高速通信技術であるv6プラスが標準で使えるため、インターネットが快適に使えます。

全国平均速度の実測値は下り359.89Mbps、上り268.99Mbps*で、動画やオンラインゲームが問題なく楽しめるとされる数値であり、かつ10ギガプランは最大10Gbpsとなります。

さらに、高性能のWi-Fiルーターは無料で借りることが可能で、3年以上継続利用すると特典としてもらえます。

GMOとくとくBB光は契約縛りがなく、解約違約金も請求されないので、乗り換えたいと思った方は安心して申込みしてください。

GMOとくとくBB光のお申し込みはこちら

※2022年1月1日~2022年12月31日 全国合計 2,558件(有線LANでの計測結果)

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ADSLに関するよくある質問

ADSLに関するよくある質問

ここからはADSLに関するよく質問について、Q&A形式で紹介します。

Q.ADSLを解約しないとどうなる?

Q.ADSLを解約しないとどうなる?

A.サービス終了までにADSLを解約しないと契約が自動的に解除され、インターネットやIP電話サービス、固定IPサービスが利用できなくなります。

プロバイダー一体型プランの場合、料金請求を止めるためには別途プロバイダーの解約も必要なことに注意してください。

Q.ADSLが終了すると固定電話はどうなる?

Q.ADSLが終了すると固定電話はどうなる?

ADSL終了後は、電話加入権を持っていれば固定電話を継続利用できます。

しかし、専用の回線を引く電話加入権不要タイプのADSLに加入していた場合、解約と同時に現在の電話番号が使えなくなります。

ADSL終了後も電話番号を変えずに固定電話を使いたい場合、電話加入権を購入するか、光回線業者が提供する光電話オプションを利用してください。

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ADSLサービス終了までに乗り換えをしよう

ADSLサービス終了までに乗り換えをしよう

インターネット時代の立役者ともいえるADSLですが、利用者の減少に伴い2024年までにサービスが終了します。

そのため、インターネットを使い続けるには、サービス終了までに乗り換えなければいけません。

安定した高速通信が可能な光回線をはじめ、乗り換え先を早めに探しておきましょう。

ADSLから光回線に乗り換えたいと考えている方には、フレッツ光とプロバイダーの「GMOとくとくBB」が一体となった「GMOとくとくBB光」がおすすめです。

GMOとくとくBB光なら、業界最安級の月額料金でv6プラスの高速通信が利用でき、快適なインターネットライフが送れます。

今なら他社からの解約違約金や工事費残債の補助として、最大49,000円(不課税)がキャッシュバックされるお得な乗り換えキャンペーンを実施中ですので、利用をご検討ください。

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本記事では、「プロバイダー」「プロバイダ」の表記を「プロバイダー」に統一しております。
GreenEchoes Studio代表 河村 亮介
通信費節約の専門家兼「グリーンエコーズスタジオ」の代表として、回線系WEBメディア「GreenWaves」の企画運営執筆を担当。回線系サービスに関する深い知見を活かし、さまざまな媒体にて執筆や監修など活躍中。
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