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1ヶ月のWi-Fiデータ使用量は平均何ギガ使う?目安や必要な容量を判断するポイントを解説

ポケット型Wi-Fiを契約するとき、これまでデータ容量をよく確認してこなかった方・そもそもデータ容量の見当が付かない方はサービスを選ぶ際にも迷ってしまうでしょう。

そこでこの記事では、Wi-Fiの平均的なデータ使用量、必要なデータ通信容量を判断する際の目安などを具体的に解説します。

Wi-Fiの新規契約やプラン乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1ヶ月のWi-Fiのデータ使用量は平均何ギガ使う?

1ヶ月のWi-Fiのデータ使用量は平均何ギガ使う?

Wi-Fiと一言でいっても、非常に広義な意味合いがあります。

本記事でフォーカスしている「モバイルルーターを用いたWi-Fi接続時のデータ通信量統計」について、公的な発表資料はありませんでした。

参考までにスマホでの一契約あたりのデータ通信量統計を紹介します。

総務省が発表した移動通信トラヒックの現状(令和4年9月)によると、スマホを用いたモバイル回線の一契約あたりの平均トラヒック上下合計は10278.6MB≒10GBとなっています。

1年前と比較すると約1.2倍、3年前との比較では約1.6倍に上昇するなど、年々利用するパケット通信量が増えてきているのです。

この現状に対応すべく、各キャリアからは月間20GB程度の安価な「オンライン専用プラン」がリリースされるなど、最近では1GBあたりのデータ単価も非常に安くなりました。

また、月間100GB程度利用できる、キャリアのオンライン専用プランよりもデータ単価が安いモバイルルーターのレンタルサービスも多く出てきており、外出先でも自宅でもパケット通信量を気にしなくとも通信できる環境が整ってきているのです。

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そもそもデータ通信量とは?

そもそもデータ通信量とは

「データ通信量」とは、モバイル回線や光回線などの有線回線を用いてデータを送受信したときに発生する情報量の総量です。

データ通信量は、「バイト」という単位で表現されることが大半ですが、それまでに利用されていた「パケット=128バイト」という名称でも呼ばれることが多くあります。

一般的には1GBのデータ通信量を「1ギガ」と呼ぶことが多いです。

また、モバイル回線を用いた通信では、一定期間内のデータ通信総量に上限が設けられていることが多く、無制限で利用できるサービスは現時点では存在しません。

一定期間内に通信できるデータ総量を超過すると、通信量を制限するために通信速度が制限されることが一般的です。

データ通信を多用して通信制限がかかることを、「ギガ不足」と表現することもあります。

ここでは、どういったときにデータ通信量が増加するか、1GBでどのくらいのデータ通信を行えるかを紹介していきます。

データ通信量がかかるのはどんなとき?

データ通信量がかかるのはWebブラウザの閲覧時やアプリの利用時など、インターネット通信を行うときです。

電話回線を利用した通話ではデータ通信は発生しませんが、インターネット回線を経由する通話やメールの送受信などではデータ通信が発生するという違いがあります。

具体的には、YouTubeやInstagramなどのコンテンツを視聴したり、LINEやZoomなどによる電話・ビデオチャットなどを利用したりする場合にデータ通信量がかかります。

つまり、電話以外の手段で通信を行う場合において、データ通信をしていると考えても差し支えないでしょう。

また、OS(オペレーティングシステム)の自動アップデートやアプリのバックグラウンド通信、アプリの不具合通知など、利用者が意図しない状況でもデータ通信が行われてしまうこともあるのです。

データ通信量の目安

利用内容や通信品質などによってデータ通信量は変動します。

ここでは、1GBの通信容量で行えることを使用状況別に見ていきましょう。

スクロールできます→

1GBあたりの使用量
メールの送受信 約20万通
インターネット閲覧 約3,000ページ
動画視聴(SD画質)* 約2.2時間
音楽ダウンロード 約11.5時間

※YouTubeSD画質の推奨通信速度要件(1.1Mbps)から、1Mbps=0.125MB/secより算出

メールでは、主にテキストデータを送受信する場合に使用料が発生しますが、それ以外にも画像を添付する場合にはメール1通あたりの通信量が多くかかります。

続いて、インターネット閲覧では見るページの文字数や画像の数によって通信量が変動します。

上記の表は1ページあたり約0.3MBで計算したものです。

そして、動画視聴はYouTubeの標準画質(SD画質)が基準になっており、HD画質や4K画質で視聴する場合には1GBで利用できる時間が短くなります。

音楽ダウンロードの項目は192kbpsの音質でストリーミング再生を行う場合の使用量です。

ただし、音質がよくなるほど通信量は増加するため、実際にはデータ通信量を適宜確認しながら利用することをおすすめします。

つねに容量を確認しておくことで、ギガ不足を防ぎやすくなるでしょう。

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必要なデータ通信容量を判断するポイント

必要なデータ通信容量を判断するポイント

データ通信を行う頻度や内容には個人差があり、どの程度のデータ通信量が必要か把握しておきたい方もいるでしょう。

一般的に、月間20GB以下の通信量であればモバイルルーターを契約しなくとも、お使いのスマホのみで事足りると考えられます。

以下で紹介する内容を参考に、もし月間30GB以上は使う予定なのであれば、スマホのオンライン専用プランではパケット通信量が不足する可能性が高いので、モバイルWi-Fiの導入を検討してみるとよいかもしれません。

ここでは、1ヶ月でかかるデータ通信量の目安を使用状況別に紹介します。

メッセージの送受信に使うなら1GB未満

テキストメッセージの送受信のみをメインとする使い方である場合、Wi-Fiのデータ通信量は月間1GB未満が目安になります。

テキストメッセージは画像や音声と比べて必要なデータ通信量が少なく、低容量プランでカバーしやすい使い方のひとつです。

目安として、テキストチャット「LINEトーク」で文字だけのメッセージを送受信する場合、1回あたり2KBのデータ通信量が発生します。

つまり、1GBで50万回の送受信が行える計算になります。

1ヶ月を30日とする場合、1日あたり約1万6,666回以内の送受信であれば1ヶ月1GBで十分な計算です。

なお、画像スタンプを利用する場合は1回あたりのデータ通信量が増えることから、1GBで行える送受信回数は20万回から40万回程度とされています。

参考:LINE MOBILE

メッセージの送受信や検索メインで使うなら1〜3GB

メッセージの送受信に加えて、Webブラウザの検索エンジンなどの用途で使う場合は月間1~3GBあれば十分といえます。

具体的には検索エンジンを用いたWebサイト閲覧、LINEによるメッセージの送受信などをメインで行う場合、月間1~3GBがひとつの目安です。

Webサイト閲覧を行う場合は1ページあたり約300KBの通信量が目安になっており、1GBの通信量で約3,490ページを閲覧できる計算です。

つまり、1日あたり約116ページまでは1ヶ月1GBで補えることになります。

しかし、画像や動画広告が多かったり、ページが分割されていたりするコンテンツはデータ使用量がかさむ場合があるため、注意が必要です。

SNSやゲームアプリを使うなら3〜5GB

SNSやゲームアプリの利用がメインで、動画視聴や音楽のダウンロードなどを行わない場合は、月間3~5GBが目安になります。

ゲームアプリは種類によって通信量に差がありますが、一人プレイ専用のアプリや買い切りで利用できるアプリなどはデータ通信量が少ないことが一般的です。

また、SNSの通信量は利用内容によって変動しますが、1時間あたり240MB〜1.08GBがデータ通信量の目安*です。

つまり、1GBの通信量でSNSを約55分~4時間10分利用できる計算になります。

データ通信量を少なく抑えたい場合、画像や動画を自動再生しない設定にすると安心でしょう。

※参考:BIC SIM

動画視聴や音楽ストリーミングにも使うなら5〜10GB

動画視聴や音楽のストリーミング再生などがメインの用途である場合は、月間5GB~10GBが目安になります。

たとえば、YouTubeのSD画質(480p)は5GBで11.5時間、10GBで23時間が視聴できる時間の目安です。

1ヶ月を30日とする場合、月間5GBだと1日23分、月間10GBだと1日46分ほど視聴できる計算になります。

データ通信量を低く抑えたい場合は画質設定を低くすることで対応できます。

高画質での動画視聴・オンラインゲームをするなら10GB以上

動画をHD画質や4K画質で視聴したり、オンラインゲームを利用したりする場合には大容量のデータ通信が発生します。

たとえば、YouTubeのHD画質(720p)は1時間あたり約0.8GBが目安になっており、10GBで約12.5時間視聴できる計算になります。

また、オンラインゲームの通信量は1時間あたり10MB~100MBが目安になっています。

この場合は月間10GBで100時間~1,000時間行える計算です。

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1ヶ月のデータ通信利用量を確認する方法

1ヶ月のデータ通信利用量を確認する方法

ここからは、スマホのデータ通信量を確認する方法をAndroid、iPhoneの端末別に見ていきます。

Androidは機種によって一部手順が異なる場合がありますが、ここでは「Xperia XZ3 SOV39」の場合の確認方法を引用、紹介しています。

Androidでデータ通信利用量を確認する手順

Androidの場合は以下の手順の通りです。

  1. アプリ一覧画面から[設定]をタップします
  2. [ネットワークとインターネット]をタップします

    ※Galaxyの機種では「接続」という項目名の場合が多いです

  3. [データ使用]をタップします
  4. [アプリのデータ使用量]をタップします
  5. スクロールすると各アプリのデータ使用量を確認できます

iPhoneでデータ通信利用量を確認する手順

iPhoneの場合は以下のようになります。

  1. ホーム画面より「設定」を開きます
  2. 「モバイル通信」(または「モバイルデータ通信」)をタップします
  3. 「現在までの合計」の項目でデータ通信量の使用状況をご確認できます

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ギガ不足にならないために実質無制限のモバイルWi-Fiがおすすめ

ギガ不足にならないために実質無制限のモバイルWi-Fiがおすすめ

スマホのオンライン専用プランをはじめ、利用できる通信利用量が制限されているプランの場合、通信量が一定値を超えると通信制限がかかり、回線速度が遅くなることが一般的です。

近年では月間100GBのプランも登場していますが、それ以上通信を行う場合には実質無制限のモバイルWi-Fiをおすすめします。

実質無制限のモバイルWi-Fiは、利用できるデータ通信量に上限はありません。

一定期間内に大容量のデータ通信を行うと一時的に通信制限がかかる場合がありますが、テキストメッセージの送受信や動画の視聴など一般的な用途での利用では、それほど気にしなくてもよいでしょう。

2023年3月現在、実質無制限のモバイルWi-Fiの代表には「WiMAX +5G」が挙げられ、「UQ WiMAX」の他、「GMOとくとくBB WiMAX」などの販売代理店でも提供しています。

また、リモートワークやオンライン授業、オンラインゲームなどの大容量通信での利用をメインに考えているのであれば、光回線を導入することもおすすめです。

回線工事が必要になることはデメリットかもしれませんが、光回線は通信速度の安定性が高く、基本的には通信制限がありません。

たとえば「GMOとくとくBB光」はv6プラス(IPv6)を標準機能として提供しており、動画視聴やオンラインゲームなどを快適に行える通信環境を実現できます。

WiMAXや光回線の利用を考えている方は、GMOインターネットグループが提供する「GMOとくとくBB」の利用をおすすめします。

5G対応のWi-Fiや大手キャリアの光回線などを取り扱っており、利用環境や目的に応じたインターネット回線を選んで契約できます。

通信環境の見直し、新規契約を検討する際には「GMOとくとくBB」のご利用をぜひご検討ください。

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本記事では、「プロバイダー」「プロバイダ」の表記を「プロバイダー」に統一しております。
GreenEchoes Studio代表 河村 亮介
通信費節約の専門家兼「グリーンエコーズスタジオ」の代表として、回線系WEBメディア「GreenWaves」の企画運営執筆を担当。回線系サービスに関する深い知見を活かし、さまざまな媒体にて執筆や監修など活躍中。
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