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マンション向け光回線サービスのおすすめ10選!選び方も解説

マンションで使える光回線にはいくつか種類があります。サービスごとで料金やプランは異なるため、自分の希望に沿って選ぶことが大切です。

ただしマンションなど集合住宅の場合、すでにインターネット回線が導入されており個人で選択できないケースもあるため、導入する際に注意しなければなりません。

今回は、マンション向けの光回線のおすすめサービス10社とその特徴、自分で選べない場合の対処法や導入時の注意点を解説します。マンションにお住まいでこれから光回線を契約しようと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

マンション向け光回線サービスのおすすめ10選

マンション向け光回線サービスのおすすめ10選

マンション向けの光回線は複数存在します。ただし、料金や通信速度など人によって重視するポイントはさまざまです。

本記事では、数ある光回線サービスの中から以下の10サービスをピックアップして紹介します。

サービス名 月額料金 その他手数料 平均通信速度 オプションプラン
GMO とくとくBB光 3,773円 事務手数料:3,300円

開通工事費:最大25,300円(36ヶ月利用で実質0円)

解約違約金:0円

下り:280.37Mbps

上り:223.9Mbps

  • GMOひかり電話
  • GMOひかりテレビ
  • リモートサポートサービス
  • 次世代技術v6プラス通信(無料) など
NURO光
  • 2ギガ(3年契約)プラン:2,090円〜
  • 2ギガ(2年契約)プラン:2,530円〜
  • ※NURO光 forマンションの場合。マンションの利用人数によって価格は変動します

事務手数料:3,300円

開通工事費:44,000円(36ヶ月利用で実質無料)

解約違約金:363円〜(プランによって異なる)

※解約金なしのプランもあり

下り:512.75Mbps

上り:469.71Mbps

  • NURO光でんわ
  • NUROでんき
  • NUROガス など
ドコモ光
  • 1ギガ単独タイプ:4,180円〜
  • 1ギガタイプB:4,620円〜
  • 1ギガタイプA:4,400円〜
  • ※掲載は2年定期契約の場合

事務手数料:3,300円

開通工事費:16,500円

解約違約金:2,970円〜(プランによって異なる)

下り:275.76Mbps

上り:220.9Mbps

  • ドコモ光電話
  • ドコモ光電話バリュー(迷惑電話対策) など
So-net光プラス 4,818円 事務手数料:3,500円

開通工事費:26,400円(割引特典利用で実質無料)

解約違約金:3,480円

下り:269.89Mbps

上り:241.61Mbps

  • えらべる倶楽部 for So-net
  • So-net 備えて安心データ復旧
  • U-NEXT for So-net など
auひかり
  • タイプG(16契約以上):お得プラン4,180円/標準プラン5,390円など
  • タイプV(16契約以上):4,180円
  • 都市機構(東日本/西日本DX):4,180円
  • 都市機構G(DX-G):お得プラン4,180円/標準プラン5,390円
  • タイプE(16契約以上):3,740円
  • タイプF:4,290円
  • ギガ:4,455円
  • ミニギガ:5,500円
  • ※すべてネットサービスのみ利用した場合

事務手数料:3,300円

開通工事費:33,000円(割引特典適用で実質無料)

解約違約金:2,290円〜(プランによって異なる)

下り:461.57Mbps

上り:412.49Mbps

  • 電話オプションパック
  • テレビサービス
  • 無線LAN機器レンタル など
@nifty光 4,378円 事務手数料:3,300円

開通工事費:16,500円(24ヶ月間の割引適用で実質無料)

解約違約金:3,630円

下り:230.89Mbps

上り:223.34Mbps

  • @nifty光電話
  • @nifty光テレビ
  • 常時安全セキュリティ24 など
OCN光 3,960円

(新2年自動更新型)

事務手数料:3,300円

開通工事費:16,500円

解約違約金:3,600円

下り:281.64Mbps

上り:209.59Mbps

  • OCNひかり電話
  • IPoE アドバンス(通信のラグをより少なくする)
  • OCNプレミアムサポート など
ビッグローブ光 4,378円 事務手数料:3,300円

開通工事費:8,360円〜

解約違約金:

3,360円

下り:281.95Mbps

上り:215.61Mbps

  • IpV6対応無線LANルーターレンタル
  • BIGLOBEお助けサポート
  • セキュリティセットプレミアム など
楽天ひかり 4,180円 事務手数料:880円〜

開通工事費:最大16,500円程度

解約違約金:月額基本料1カ月分

下り:231.94Mbps

上り:196.54Mbps

  • 電話設定サポート
  • リモートサポート
  • ホームゲートウェイ機器レンタル など
eo光 マンションごとで異なる マンションごとで異なる 下り:578.52Mbps

上り:464.09Mbps

  • 電気ガス
  • ルーターレンタル
  • Wi-Fi暮らしサポート
  • 訪問サポート など

※通信速度は「みんなのネット回線速度」を参照

GMO とくとくBB光

【限定特典】GMOとくとくBB光

(画像引用元:GMOとくとくBB光

月額料金 3,773円
その他手数料 事務手数料:3,300円

開通工事費:最大25,300円(36ヶ月利用で実質0円)

解約違約金:0円

平均通信速度 下り:280.37Mbps

上り:223.9Mbps

オプションプラン
  • GMOひかり電話
  • GMOひかりテレビ
  • リモートサポートサービス
  • 次世代技術v6プラス通信(無料)
  • Wi-Fiルーター無料プレゼント(3年以上の利用者が対象) など

※価格はすべて税込/解約違約金の場合は不課税

費用も抑えつつ高速通信を利用したいなら「GMO とくとくBB光」がおすすめです。

GMOとくとくBB光は、他社回線と比較しても安い料金でインターネットを利用できます。

料金設定が約4,000円~となっている事業者が多い中、約3,000円からインターネットを利用できるのは魅力的です。

プランもシンプルなため、サービス内容で迷う必要もありません。解約違約金も0円です。

他社では有料提供することもある「Wi-Fiルーター貸し出し」「次世代技術v6プラス(さらなる高速通信を実現)」も無料のため、データ通信を使う機会が多い人ほど快適に活用できるでしょう。平均通信速度に関しても、サクサク使うのに問題ないレベルの数値を記録しています。

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NURO光

NURO光

(画像引用元:NURO光

月額料金
  • 2ギガ(3年契約)プラン:2,090円〜
  • 2ギガ(2年契約)プラン:2,530円〜
  • ※NURO光 forマンションの場合。マンションの利用人数によって価格は変動します

その他手数料 事務手数料:3,300円

開通工事費:44,000円(36ヶ月利用で実質無料)

解約違約金:363円〜

※解約金なしのプランもあり

平均通信速度 下り:512.75Mbps

上り:469.71Mbps

オプションプラン
  • NURO光でんわ
  • NUROでんき
  • NUROガス など

※価格はすべて税込/解約違約金の場合は不課税

すでにマンション全体で導入しているのであれば、「NURO光」との契約がお得です。

NURO光のマンション向けプランは、建物内における利用人数が多いほど料金が値引きされます。

月額2,000円代での利用も可能なため、マンション全体でNURO光を契約しているのであれば、是非とも活用しましょう。

ただし、マンションがNURO光に対応していないと回線を引くことができません。また、住んでいる都道府県によってはサービスが提供されていない場合もあるため、事前のチェックが必要です。

ドコモ光

ドコモ光

(画像引用元:ドコモ光

月額料金
  • 1ギガ単独タイプ:4,180円〜
  • 1ギガタイプB:4,620円〜
  • 1ギガタイプA:4,400円〜
  • ※掲載は2年定期契約の場合

その他手数料 事務手数料:3,300円

開通工事費:16,500円

解約違約金:2,970円〜(プランによって異なる)

平均通信速度 下り:275.76Mbps

上り:220.9Mbps

オプションプラン
  • ドコモ光電話
  • ドコモ光電話バリュー(迷惑電話対策)など

※価格はすべて税込/解約違約金の場合は不課税

すでにドコモのスマホを利用しているのであれば「ドコモ光」との契約がおすすめです。利用回線はフレッツ光回線となります。

ドコモ光には「ドコモ光セット割」があり、ドコモユーザーがドコモ光とセットで契約すると、家族全員分のスマホ代が毎月最大1,100円(税込)割り引かれるため、ドコモキャリアを利用している人は、インターネット料金以外も節約できるチャンスです。

ポイ活で人気を誇るdポイントが貯まるのも魅力のひとつ。通信費を払いながらポイントが貯められるため、dポイントをポイ活のメインに据えている人にもおすすめできます。

2022年9月1日追記

2022年9月1日、ドコモ光より「ドコモ光 10ギガ」プランの改定が発表されました。
マンション向けプランの提供開始に加え、戸建てプランの料金が値下げされております。詳細をまとめ次第記事を更新予定です。

 

参考:戸建て向け「ドコモ光 10ギガ」プランの提供料金値下げおよびマンション向けプランの提供開始

So-net光プラス

So-net光プラス

(画像引用元:So-net光プラス

月額料金 4,818円
その他手数料 事務手数料:3,500円

開通工事費:26,400円(割引特典利用で実質無料)

解約違約金:3,480円

平均通信速度 下り:269.89Mbps

上り:241.61Mbps

オプションプラン
  • えらべる倶楽部 for So-net
  • So-net 備えて安心データ復旧
  • U-NEXT for So-net など

※価格はすべて税込/解約違約金の場合は不課税

固定回線の費用をなるべく抑えたいなら、「So-net光プラス」がおすすめです。

So-net光プラスでは、最大60,000円のキャッシュバックに加えて、工事費相当割引を実施しています。

月額料金自体は5,000円近いため、特別安いわけではありません。しかし、契約時に60,000円のキャッシュバックも受けられるSo-net光プラスなら、初期コストを抑えて気軽にはじめられるでしょう。

契約後の維持費(通信費)のほうが負担になる可能性が高いため、契約する前にはきちんとシミュレーションしておくことをおすすめします。

auひかり

auひかり

(画像引用元:auひかり

月額料金
  • タイプG(16契約以上):お得プラン4,180円/標準プラン5,390円など
  • タイプV(16契約以上):4,180円
  • 都市機構(東日本/西日本DX):4,180円
  • 都市機構G(DX-G):お得プラン4,180円/標準プラン5,390円
  • タイプE(16契約以上):3,740円
  • タイプF:4,290円
  • ギガ:4,455円
  • ミニギガ:5,500円
  • ※すべてネットサービスのみ利用した場合
その他手数料 事務手数料:3,300円

開通工事費:33,000円(割引特典適用で実質無料)

解約違約金:2,290円〜(プランによって異なる)

平均通信速度 下り:461.57Mbps

上り:412.49Mbps

オプションプラン
  • 電話オプションパック
  • テレビサービス
  • 無線LAN機器レンタル など

※価格はすべて税込/解約違約金の場合は不課税

スマホ以外にもauのサービスを複数利用しているのであれば「auひかり」がおすすめです。

ドコモ光と同じく、携帯電話の利用料金が安くなりますが、それだけではありません。

auひかりとauスマホを一緒に利用することで、auスマートバリューの適用となり、最大月額1,100円(税込)/台が月々のスマホ利用料金から割引になります。

また、auでは、インターネットやスマホ、電話、電気など、同社が提供するサービスの請求書をひとつにまとめられます。しかも「auひかりとauでんきに加入すると毎月最大5%ポイント還元」など、サービスの組み合わせでお得に利用可能です。

au系のサービスを複数契約している人は、auひかりも検討しましょう。

auひかりであればGMOとくとくBBもプロバイダーとして提供しているため、あわせてご検討ください。

@nifty光

@nifty光

(画像引用元:@nifty光

月額料金 4,378円
その他手数料 事務手数料:3,300円

開通工事費:16,500円(24ヶ月間の割引適用で実質無料)

解約違約金:3,630円

平均通信速度 下り:230.89Mbps

上り:223.34Mbps

オプションプラン
  • @nifty光電話
  • @nifty光テレビ
  • 常時安全セキュリティ24 など

※価格はすべて税込/解約違約金の場合は不課税

ニフティポイントクラブのユーザーであれば「@nifty光」がおすすめです。「ニフティポイントクラブ」は、同社が運営するポイントサイトです。

@nifty光では、申込み時にニフティポイントの付与も選択できます。

付与されたポイントは@nifty光の料金に充てられますが、ポイントを現金換算する際に通常1ポイント1円のところ、1.5倍に増量中となっているため、単純に現金で支払うよりもお得です。

そのほかにポイントが使いまわしにくいのがデメリットではあるものの、トータルで見ると通信費を抑えることができるかもしれません。

OCN光

OCN光

(画像引用元:OCN光

月額料金 3,960円

(新2年自動更新型)

その他手数料 事務手数料:3,300円

開通工事費:16,500円

解約違約金:3,600円

平均通信速度 下り:281.64Mbps

上り:209.59Mbps

オプションプラン
  • OCNひかり電話
  • IPoE アドバンス(通信のラグをより少なくする)
  • OCNプレミアムサポート など

※価格はすべて税込/解約違約金の場合は不課税

dポイントユーザーであれば「OCN光」がおすすめです。ドコモ光でもdポイントを貯めることはできるものの、OCN光でしか貯めることができない方法もあります。

OCN光では、毎月の利用料金に応じ、dポイントが自動で付与されます。OCNトップページに訪問することでもdポイントを貯められるため、日頃から頻繁に利用する人はぜひ検討しましょう。

貯まったポイントは通信費の支払いのほか、普段の買い物でも利用できるため、ポイ活に力を入れている人は要チェックです。

ビッグローブ光

ビッグローブ光

(画像引用元:ビッグローブ光

月額料金 4,378円
その他手数料 事務手数料:3,300円

開通工事費:8,360円〜

解約違約金:3,360円

平均通信速度 下り:281.95Mbps

上り:215.61Mbps

オプションプラン
  • IpV6対応無線LANルーターレンタル
  • BIGLOBEお助けサポート
  • セキュリティセットプレミアム など

※価格はすべて税込/解約違約金の場合は不課税

自分の希望に応じて値引きの方針を選びたいなら「ビッグローブ光」がおすすめです。お客さま満足度も非常に高く、安心して利用することができるでしょう。

ビッグローブ光では、申込み時に「キャッシュバック」「12ヶ月間の月額料金値引き」のいずれかを選択できます。

最終的な値引きには変わらないですが、「早くお得さを実感したい」「長期的にお得さを実感したい」という希望に合わせて選択できるのは魅力的です。

ただし、両者の併用ができない点に注意が必要です。

楽天ひかり

楽天ひかり

(画像引用元:楽天ひかり

月額料金 4,180円
その他手数料 事務手数料:880円〜

開通工事費:最大16,500円程度

解約違約金:月額基本料1カ月分

平均通信速度 下り:231.94Mbps

上り:196.54Mbps

オプションプラン
  • 電話設定サポート
  • リモートサポート
  • ホームゲートウェイ機器レンタル など

※価格はすべて税込/解約違約金の場合は不課税

楽天ユーザーであれば「楽天ひかりがおすすめです。

スマホだけではなく、楽天市場などのいわゆる楽天経済圏を利用している人にとって、ポイント還元率がアップするため非常にメリットが大きい光回線です。

楽天ひかりはスマホと同時に申し込むことで、最大12ヶ月間にわたりインターネット料金無料で利用できます。

楽天ポイント口座と連携すれば、楽天市場で買い物するごとに追加でポイントも付与されます。日頃から楽天サービスを利用していればかなりお得になるでしょう。

eo光

eo光

(画像引用元:eo光

月額料金 マンションごとで異なる
その他手数料 マンションごとで異なる
平均通信速度 下り:578.52Mbps

上り:464.09Mbps

オプションプラン
  • 電気ガス
  • ルーターレンタル
  • Wi-Fi暮らしサポート
  • 訪問サポート など

※価格はすべて税込/解約違約金の場合は不課税

関西圏にお住まいの方でライフライン周りも含めて、契約をひとつにまとめたい人は「eo光」がおすすめです。

電話・テレビ・電気・ガス・メールなど、インターネット以外も生活に関わるサービスを手広くカバーしています。

電気のようにインターネットとのセット契約でお得に利用できる内容もあるため、現在の契約状況も照らし合わせながら一番使いやすいものを選びましょう。

ただし、具体的な料金面はマンションごとで異なるため、詳細については公式サイトをご参照ください。

マンションで光回線を使う方法

マンションで光回線を使う方法

マンションによっては、インターネット回線がすでに導入されている場合もあります。

そのため、マンションで光回線を利用したい場合、住居がどのような対応をしているか確認が必須です。マンションで光回線を利用する場合に考えられる、以下の3パターンについて説明します。

  • インターネット完備のマンションの場合
  • 光回線が導入されているマンションの場合
  • 光回線が導入されていないマンションの場合

インターネット完備のマンションの場合

インターネット完備のマンションでは、建物単位で回線やプロバイダーを契約しています。

すでに契約が完了しているため、別途で契約料など初期費用がかからず利用可能です。月々の料金に関しても、管理費や共益費、家賃などに上乗せされているケースが多いため、改めて支払う必要はありません。入居直後から、特別な手続きも不要でインターネットを利用できるのは魅力的と言えるでしょう。

ただし、備え付けの回線は必ずしもサクサク利用できるとは限りません。

備え付けの回線は多くの住民が利用するため、混雑して速度が遅い場合もあります。場合によっては、設置されている機器自体が古く快適に利用できないかもしれません。

マンションによっては個別で回線を敷けないため、速度や契約事業者にこだわりを持つ人は要注意です。

光回線が導入されているマンションの場合

「光回線導入済みマンション」とは、共用スペースに光ファイバーケーブルが引き込まれているタイプの建物を指します。

ケーブル自体は建物内にあるため、住民が個別で光回線を契約すれば利用可能です。

個別の契約方法自体は、通常の場合とほぼ変わりません。自分で契約した事業者を選んで手続きしましょう。

ケーブルが共用部分まで引き込まれているので、回線工事は通常と比較して短時間で完了します。引き込まれている光回線のプロバイダーが選択可能なものであれば、速度やキャンペーンなどを比較し好きな事業者と契約できるうえ、工事も手早く終わるのは嬉しいですよね。

一方で、共有部分から各部屋までの回線が「電話回線」となっている「VDSL配線方式」の場合、光回線の理論値速度が1Gbpsであっても、電話回線を通ることで理論値速度が100Mbpsまで低下することがあるため注意が必要です。

なかには「光回線導入済みだから自分で手続きはしなくてよいのか」と勘違いする人もいます。

ただし、自分での回線契約が不要なのは、あくまでも「インターネット完備のマンション」であるため要注意です。

光回線が導入されていないマンションの場合

光回線が導入されていないマンションでは、自分で事業者を契約する必要があります。自由に業者を選べるため、速度やサービス内容にこだわりを持つ人にとっては嬉しいポイントでしょう。

ただし、回線導入にあたって、大家や管理会社の許可が必要です。建物の構造によっては、回線を引き込めなかったり機器を設置できなかったりするケースもあります。そもそも光回線の対応エリアではないかもしれません。

いずれの場合も、許可をもらえなければ光回線は設定できません。

光回線を導入できない場合、モバイルWi-Fiやホームルーターなどで代用する必要があります。プロバイダーによっては、マンションタイプの導入ができなくても「戸建てタイプ」として利用できるケースもあるので、どうしても契約したい回線がある場合は確認しておきましょう。

マンション向け光回線サービスの選び方

マンション向け光回線サービスの選び方

マンション向け光回線サービスは、以下を基準にして選ぶことがおすすめです。

マンション向け光回線サービスの選び方

  • 対応エリア
  • キャッシュバックなどのキャンペーン内容
  • 使用用途
  • 料金
  • 通信速度
  • データ使用量
  • 契約内容(契約期間、違約解約金など)
  • オプションプラン内容
  • サポートの充実度

非常に多くのポイントがあるものの、すべてを重視する必要はありません。光回線に限らずインターネット接続で何を重視するかは契約する人によってさまざまです。

契約者自身が納得できる光回線を見つけ、契約することがもっとも重要なポイントと言えるでしょう。

マンションで光回線を導入する際の注意点

マンションで光回線を導入する際の注意点

マンションで光回線を導入する際には、以下の2点に注意しましょう。

  • 工事が必要な場合は必ず管理会社に確認をすること
  • 退去時には光回線の撤去が必要

マンションは入居時に賃貸借契約書を取り交わします。

規定されている文言によって最終的にどのようなことが必要になるかは違いますが、上記の2点はどの物件でもほぼ共通している注意点です。ひとつずつ確認しておきましょう。

工事が必要な場合は必ず管理会社に確認をすること

光回線の工事前には、必ず管理会社や大家に工事の可否を確認しましょう。

マンションの場合、建物の構造によって回線ケーブルを引き込めないケースがあります。回線を引き込めなければ、モバイルWi-Fiやホームルーターなどの代用手段を考えなければなりません。

自分のインターネットの使用用途(オンラインミーティングを頻繁に行う・動画編集を行うなど)によっては、光回線以外では快適に利用できないこともあります。

住み始めてから「工事ができない」と判明すると厄介なので、必ず事前に工事の可否は確認してください。

退去時には光回線の撤去が必要

光回線を備え付けていないマンションに回線を引き込んだ場合、退去時に撤去が必要です。

原則として、退去時は「入居前と同じ状態にしたうえで大家や管理会社に引き渡す」必要があるため、個別で契約した光回線は撤去しなければなりません。

撤去の際は、連絡から実際の工事まで数日かかるため、退去が決まり次第早めに事業者へ連絡しましょう。

ただし、入居時の契約内容によっては「光回線をそのまま残しておいてもよい」という場合もあります。不明な場合は大家や管理会社に問い合わせてください。

マンションで使用する光回線が遅い・繋がらない原因と対策

マンションで使用する光回線が遅い・繋がらない原因と対策

マンションで使用する光回線が遅かったりつながらなかったりする場合は、以下の原因が考えられます。

自分でできる対策もあれば、専門の業者や契約している光回線の担当者に原因究明をしてもらわなければならない対策もあるのです。よくある遅くなる・繋がらない原因と対策方法をあわせて確認しましょう。

マンションの回線が混雑している

配線の方式によっては、1本の回線をマンション全体で共有している場合があります。回線速度が遅くなる原因は1本の配線を分けているためで、マンション内の利用人数が多ければ回線が混雑し、速度が低下してしまうのです。回避するには、利用人数が多くなりがちな「夜間」「休日」を避ける以外に方法がない場合もあります。

Wi-Fiが電波干渉を受けている

自分や他の住民が使う家電(電子レンジなど)から発せられる電波は、周波数が回線と近いため影響を受けるケースがあります。電波干渉を解消するには、ルーターの位置を変えてみると解決するかもしれません。あるいは、電子レンジなどと周波数が近い「2.4GHz」ではなく「5GHz」に切り替えることも有効ですので試してみましょう。

プロバイダーに問題がある

プロバイダーの設備が弱かったり利用者数が多かったりすると、速度が低下する原因となり得ます。インターネット完備のマンションではプロバイダーを選ぶのは難しいですが、もしプロバイダーの選択が可能であれば事業者ごとの速度や設備をチェックし、別のプロバイダーを選ぶのも方法のひとつです。プロバイダーを選ぶ際は、最新の通信方式である「IPv6方式」に対応しているかの確認してみましょう。

上記の対策を講じても解決しない場合は、専門的に見てもらう必要があります。契約している光回線、もしくはプロバイダーに調査と解決を依頼しましょう。

マンションで光回線が使えない場合はほかのWi-Fiサービスを検討

マンションで光回線が使えない場合はほかのWi-Fiサービスを検討

万が一「マンションに光回線を引き込めない」という場合は、他のWi-Fiサービスの利用を検討しましょう。

  • ホームルーター
  • モバイルWi-Fi

いずれの方法でもWi-Fiを接続することはできるものの、光回線と比較すると劣ってしまうポイントもあります。両者をよく検討しておきましょう。

ホームルーター

「ホームルーター」とは、スマホと同じ無線回線を利用した通信サービスで、自宅に据え置きできるWi-Fiルーターを指します。

開通工事は不要で、コンセントにつなぐだけでインターネットを利用できるようになります。

工事が不要なため、届いた日から利用できる点が大きなメリットです。設定も簡単であり、ルーターの電源を入れてコンセントにつなげば手軽に使えます。

引越しの際も契約住所を変更するだけで持ち運ぶこともできるので、光回線のように「引越し先で新たに契約し直す」という手間もありません。

ただし、固定の光回線に比べて、速度や安定感は若干低下します。無線であるゆえに、建物の構造やルーターの設置場所に速度が左右されてしまうのです。

「電波が入りやすいけど近くにコンセントがない」という場合は不便さを感じるでしょう。

最近ではホームルーターサービスを提供している各社は月間利用できるパケット上限を明記していないため、実質的にパケット無制限のような感覚で利用できるのも魅力です。

ただし、「WiMAX 2+」に関しては「直近3日間で10GB以上利用すると翌日の18時から26時まで最大通信速度が1Mbpsに制限される」ため、ホームルーターとしての利用には向いていません。

ホームルーターサービスを選ぶ際は「実質的にパケット無制限のような感覚で利用できるもの」を選ぶようにしましょう。

ホームルーターがおすすめの人

  • 引っ越しをする機会が多いので、いちいちインターネット契約に時間を割きたくない人
  • オンラインミーティングや動画編集など、データ通信量の多い作業がそこまで多くない人
  • 自宅で家族と一緒に使う機会が多い人

モバイルWi-Fi

「モバイルWi-Fi」とは、持ち運びができる小型のデータ通信端末を指します。

ホームルーターよりも圧倒的にサイズが小さくバッテリーで駆動するため、自宅だけでなく外出先でも手軽に利用できます。固定回線と異なりインターネット開通に工事が不要なだけでなく、大きな設備も使わないため場所も取りません。

利用する際は、指定のネットワークにつないでパスワードを打ち込めばOKです。一度パスワードを打ち込めば、次回以降は自動で接続してくれます。

スマホもモバイルWi-Fiで接続すれば、ギガ数の一番少ない携帯プランにして料金を抑えるという使い方も可能です。

最近では「GMOとくとくBB WiMAX +5G」など、データ通信量上限を明記していないサービスも登場してきており、「実質パケット無制限のような感覚」で利用できるため、月々の通信費を節約したい方にとってはピッタリでしょう。

ただし、ビルなど遮蔽物の有無や天気の状態によって電波状況が左右されるため、固定回線のような絶対的な安定感を求める人には不向きと言えます。

モバイルWi-Fiがおすすめの人

  • 自宅でも外出先でもパケット上限を気にせずたっぷりインターネットを利用したい人
  • スマホの料金も抑えたい人

そのほか、マンションにおすすめのWi-Fiに関しては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

光回線で快適なインターネットライフを送ろう!

光回線で快適なインターネットライフを送ろう!

マンション向けの光回線はいくつも存在しています。自分の希望に沿う事業者を選べるのが一番ですが、マンションによっては契約できる光回線が限られるため、事前のチェックは必要です。

入居後に光回線が開通できないと発覚する前に、きちんと確認しておきましょう。

もし固定の回線を利用できないマンションの場合は、適宜ホームルーターやモバイルWi-Fiなども検討してください。

光回線もその他のWi-Fi接続もすべて対応しているGMOとくとくBBなら、お得にWi-Fiを接続できるかもしれません。自身の使い方に合ったWi-Fiを検討し、契約するようにしましょう。

公開日時点の情報のため、お申込みの際は実際のお申込みページの情報をご確認ください。
本記事では、「プロバイダー」「プロバイダ」の表記を「プロバイダー」に統一しております。
GreenEchoes Studio代表 河村 亮介
通信費節約の専門家兼「グリーンエコーズスタジオ」の代表として、回線系WEBメディア「GreenWaves」の企画運営執筆を担当。回線系サービスに関する深い知見を活かし、さまざまな媒体にて執筆や監修など活躍中。
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