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【種類別】プロバイダー(ISP)一覧|契約可能な光回線も併せて解説
ひと口にプロバイダーと言っても種類が多く、サービス内容や利用している回線が異なります。
また、プロバイダーを提供している事業者の中には、通信関係を専門にしている業者ではない事業者も含まれています。
今回は、種類別のプロバイダーの特徴とサービス事業者名について紹介していきます。
どのプロバイダーと契約するか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
この記事では、下記のプロバイダーについて種類別に分類し、解説していきます。
主なプロバイダー一覧
- OCN
- ぷらら
- au one net
- Yahoo!BB
- BIGLOBE
- So-net
- @nifty
- HOTCN
- TEPCOひかり
- eo光
- J:COM
- Baycom
- テレビ九州
- GMOとくとくBB
- エディオン
- iTSUCOM
プロバイダー(ISP)とインターネットの関係
プロバイダーとは、回線を通じてインターネットと接続する役割を担う接続事業者のことです。正式名称は「インターネットサービスプロバイダー(ISP)」と言い、プロバイダーが会社で所有するサーバーを通じてインターネット接続を行います。
自宅でインターネットを利用する場合、光回線が引いてあるだけではインターネットに接続することはできず、プロバイダー契約が必要となります。
プロバイダーの種類はさまざまで、通信会社だけではなく電機メーカー、電力会社なども参入しています。
また、光回線によって選べるプロバイダーが異なります。本記事ではプロバイダーごとに契約可能な光回線も紹介しますので、参考にしてください。
契約したプロバイダーから利用できるサービスやメールアドレスが提供されるため、乗り換えの際には変更などの手続きが必要になることを忘れないようにしましょう。
そもそも光回線やプロバイダーって何?という方は、下記の記事を参考にしてください。
【種類別】プロバイダー一覧
プロバイダーには、大きな区分けとして以下の5種類があります。
- 通信会社系のプロバイダー
- 電機メーカー系のプロバイダー
- 電力会社系のプロバイダー
- CATV系のプロバイダー
- そのほかのプロバイダー
冒頭で紹介したプロバイダーは、大凡上記の分類に割り当てられます。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
通信会社系のプロバイダー
通信会社系のプロバイダーは、NTT系・KDDI系、そしてソフトバンク系の3種類です。
共通点として、携帯電話やスマホの事業も行っているという特徴を持ち、認知度も信頼性も高いため、加入者数が多くなっています。
特にOCN(NTT系)とYahoo!BB(ソフトバンク系)は、「Tier1」と呼ばれる速度の安定したインターネット回線を実現している、世界でも珍しいプロバイダーです。
安定した通信回線を重視するのであれば、どちらかを選択すればまず間違いないでしょう。
ただし、月額利用料金が比較的高めに設定されているというデメリットもあります。同じ事業内容でまとめられた携帯電話・スマホの契約がなければ、割引の恩恵を受けられません。
主な通信会社系のプロバイダー | 主な回線事業者(提供回線サービス) |
---|---|
OCN | NTT東西(フレッツ光) |
ぷらら | NTT東西(ドコモ光=フレッツ光) |
au one net | KDDI(auひかり) |
Yahoo!BB | NTT東西(ソフトバンク光=フレッツ光) |
など
OCNのプロバイダーについては下記の記事で詳しく解説しています。
電機メーカー系のプロバイダー
電機メーカー系とは、NECやソニー、富士通が設立母体となっているプロバイダーを指します。
パソコンメーカーが中心となっている関係で、インターネット初心者でも安心して利用できるサポート体制が整えられています。
格安SIMを展開しているMVNO業者も多く、通信会社系プロバイダーとよく似た性質も持ち合わせています。
キャッシュバックやキャンペーンが豊富に用意されているのも魅力的です。
主な電機メーカー系のプロバイダー | 主な回線事業者(提供回線サービス) |
---|---|
BIGLOBE | NTT東西(フレッツ光)など |
So-net | NTT東西(フレッツ光)/KDDI(auひかり)/中部テレコム(コミュファ光)など |
@nifty | NTT東西(フレッツ光)/KDDI(auひかり)/オプテージ(eo光)/中部テレコム(コミュファ光)など |
電力会社系のプロバイダー
各地域を管轄する電力会社も、プロバイダー事業に進出しています。
最大の特徴は電気代とまとめて料金を支払うことができる点で、支払先の分散を回避したい方におすすめです。
また、電気と合わせて契約することで、一定の割引などが適用できるのもポイントのひとつでしょう。
デメリットとしては、ほかの電力会社の管轄エリアに引っ越すとプロバイダーを再契約しなければならない点、世間でまだあまりなじみのない点の2つです。
今回紹介するプロバイダーの中ではサービスが比較的新しいため、まだあまり世間にはなじみがない部分があります。
主な電力会社系のプロバイダー例 | 主な回線事業者(提供回線サービス) |
---|---|
HOTCN | NTT東西(フレッツ光) |
TEPCOひかり | NTT東西(フレッツ光) |
eo光 | オプテージ(eo光) |
CATV系のプロバイダー
CATVとはいわゆるケーブルテレビのことで、光回線が届かない地域でも利用できるのが特徴です。
光ファイバーケーブル以外に同軸ケーブルと呼ばれるケーブルを使用しており、テレビや固定電話とセットになっていることがほとんどです。
住居関係によっては光回線が導入できないケースがあるものの、CATV系プロバイダーであれば同軸ケーブルを使ってインターネット接続できます。
ただ、同軸ケーブルを使ってインターネット接続を行う場合は光回線よりも通信速度が遅く、料金が比較的高額になってしまうのがデメリットです。
また、地域によって加入できるプロバイダーが異なる点にも注意が必要です。
インターネットよりもテレビを楽しみたい方は加入する価値があるでしょう。
主なCATV系のプロバイダー | 主な回線事業者 |
---|---|
J:COM | J:COM |
Baycom | Baycom NET |
テレビ九州 | テレビ九州 |
そのほかのプロバイダー
そのほかのプロバイダーでは、家電量販店系のエディオン、電鉄系のiTSUCOMやKCNなどがあります。
知名度が低い傾向にあるものの、独自のサービスや料金体系で魅力的なサービスを提供しているのが特徴です。
広義ではCATV系プロバイダーをそのほかに分類することもあります。
スマホとの割引などはそれほど多くなく、基盤も小さいのがデメリットですが、なかには全国展開しているプロバイダーも存在します。
また、NTT東日本・NTT西日本が提供している光回線を利用していることが多く、回線が比較的安定しているのが特徴です。
そのほかのプロバイダー | 主な回線事業者(提供回線サービス) |
---|---|
GMOとくとくBB | NTT東西(GMOとくとくBB光=フレッツ光)、KDDI(auひかり)など |
エディオン | NTT東西(フレッツ光)/中部テレコム(コミュファ光)/KDDI(auひかり)など |
iTSUCOM | iTSUCOM(イッツコムひかり・イッツコムケーブルサービす)/NTT東西(フレッツ光)/ |
プロバイダーの選び方のポイント
プロバイダーを選ぶ際は、以下のポイントに注意しましょう。
- 利用予定の回線に対応しているか
- 料金は問題ないか
- 通信品質は問題ないか
- 契約内容は十分か
- キャンペーン・特典の有無
- プロバイダーの実績
実際に利用してみないとわからない部分もあるものの、契約前に確認できることを最低限調べておくことで、間違った買い物をするリスクが減ります。
また、少しでもお得にプロバイダー契約を行うためにも知っておいたほうがよいこともあります。
契約を検討しているプロバイダーがある場合、上記6点の比較軸で比較してみましょう。
利用予定の回線に対応しているか
もっとも重要なポイントとして、利用予定の回線に対応しているかどうかの確認が必要です。
代表的な回線はやはりNTT東日本・NTT西日本が提供しているフレッツ光です。
光回線の代名詞的な存在であり、なかには光回線=フレッツ光と考えている方も少なくありません。
しかし、実際には光回線にはいくつかの種類が存在し、回線によっては特定のプロバイダーでしか利用できない場合があります。
例えば、SONYが提供するNURO光や、Yahoo!BBが提供するソフトバンク光はプロバイダー一体型となっており、それぞれプロバイダーを選ぶことはできません。(ソフトバンク光については申込み窓口は複数あります)
また、KDDIが統括している「auひかり」などはプロバイダーは選べるものの、その選択肢はフレッツ光を利用している各サービスよりも少なくなっています。
各回線の公式サイトなどでは、対応しているプロバイダーが一覧でまとめられています。
自身の家で利用できる回線の種類からプロバイダーを選ぶ必要があるため、必ず事前にチェックしておきましょう。
料金は問題ないか
ふたつ目のポイントは料金です。月額料金以外に、初期費用やオプション料金にも注目する必要があります。
そのほかルーターやモデムのレンタル料金、解約違約金も注視しておきましょう。
ここで適正料金を割り出すのは難しいものの、固定回線であれば4,000~5,000円台が中心になります。
一見すると安く見えるプロバイダーでも、工事費やオプション料金を分割して乗せると高額になってしまう可能性もあるため、注意が必要です。
通信品質は問題ないか
固定回線は、ホームルーターやモバイルWi-Fiと比較すると通信品質は整っています。
しかし、アクセスが集中する時間帯になると、通信速度が遅くなってしまう可能性も。
そもそもプロバイダーの影響で通信速度が遅い場合もあり、これはプロバイダー選びが重要視される理由のひとつでもあります。
通信品質において、特に注目しておきたいのが通信制限の有無です。
どれだけの容量で通信速度に制限がかかるかはプロバイダーによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
契約内容は十分か
契約内容のなかで重視するのは、契約期間やサービス内容、サポート体制です。
契約期間は、俗に「縛り」と呼ばれるもので、2~3年の期間が設定されている場合がほとんど。
この期間内に解約をしてしまうと、解約違約金が発生する仕組みになっています。
契約期間や解約違約金はプロバイダーや加入するプランによって異なるため、必ず事前に確認するようにしましょう。
ほかにも、プロバイダー契約中に利用できる独自のメールアドレスやセキュリティソフト、困ったときのサポート体制など契約後のサービスは多岐にわたります。
自身に必要なサービスやサポート体制が整っているプロバイダーなのかどうか、しっかりと確認してください。
キャンペーン・特典の有無
キャンペーン・特典の有無も重要なポイントです。ほかの項目に比べて意識していない方も少なくありませんが、月々の実質料金に影響を与える可能性もあります。
特に、工事費無料やプロバイダーが解約違約金を負担してくれるキャッシュバック系のサービスは、経済的に大きく負担を軽減してくれるでしょう。
プロバイダーによってはキャンペーンや特典が皆無の場合もあり、乗り換えることによってむしろ通信費を圧迫する恐れもあります。
月々の通信費を正しく計算するためには、キャンペーンや特典、そのほかの割引を加味した実質料金を算出して乗り換え先を決めるようにしてください。
プロバイダーの実績はあるか
プロバイダーの実績とは、契約件数やエリアのことを指します。契約件数が多いプロバイダーは、それだけ知名度が高いプロバイダーということ。その実績をもとに契約先を選んでもよいでしょう。
よく検討せずに無名のプロバイダーと契約し、法外な料金を請求されたり、使い物にならない回線を契約してしまったりしたケースも存在します。
実績数は、料金や通信品質と並んで重要なポイントであるため、契約前にはしっかりとチェックしておくようにしてください。
プロバイダーとの契約に関する注意事項や事前の確認項目などは、下記の記事でも詳しく解説しています。
もし既にプロバイダーを契約していて、この記事を読んで「変えたほうが良いかも…?」と思われた方は、プロバイダーを乗り換えてしまうのも1つの手段です。
手続きは必要になりますが、より自分にあった事業者を選ぶことができるかもしれません。
プロバイダーの乗り換え手順については、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
おすすめのプロバイダーは「GMOとくとくBB」
プロバイダーには細かく分けると多くの種類があります。
今回は一覧で紹介しきれなかったものを含めると、その数は数百にもおよびます。
自身の重視するポイントやほかのライフラインなどとの組み合わせを考慮し、最適なプロバイダーを見つけるようにしましょう。
「GMOとくとくBB」では、豊富なキャンペーンと20年以上の豊富な実績で、多くのお客さまのインターネットライフを支えてきました。
オリコン顧客満足度ランキングでは、2年連続の1位を記録するなど、その実績も確かなものです。豊富な光回線・モバイル回線を用意しており、最適なプランが見つかること間違いなしです。
プロバイダー選びに困ったら、まずはGMOとくとくBBで探してみることをおすすめします。
新規契約はもちろん、乗り換え先としてもぜひご検討ください。