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フレッツ光とソフトバンク光の違いとは?料金や基本情報を徹底比較!
光回線の導入を検討している、もしくはすでに利用しているもののサービス内容に満足できず乗り換え先を探している、という方の中には、「調べているうちにどれがよいのかわからなくなってしまった」という人もいるでしょう。
本記事では、数ある光回線サービスからフレッツ光とソフトバンク光にフォーカスして、それぞれの違いやメリット・デメリット、乗り換え方法などについて紹介します。
どんなインターネットサービスを利用したらよいか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
フレッツ光とソフトバンク光の違い
フレッツ光とソフトバンク光は名前こそ異なるものの、同じNTTの回線を使用していますが、提供しているサービスには違いがあります。
下表に、いくつかのポイントにおける違いを簡単にまとめました。
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フレッツ光 | ソフトバンク光 | |
---|---|---|
事業者 | NTT東日本・西日本 | ソフトバンク(光コラボレーション) |
回線提供元 | NTT東日本/西日本 | NTT東日本/西日本 |
最大通信速度 | 1Gbps・10Gbps | 1Gbps・10Gbps |
平均通信速度* (下り通信速度) |
260Mbps | 326Mbps |
対応エリア | 全国対応 | 全国対応 |
月額料金 (戸建住宅) |
東日本:5,720円+プロバイダー料金
西日本:5,940円+プロバイダー料金 |
5,720円 |
工事費用 (戸建て住宅) |
東日本:19,800円
西日本:19,800円 |
26,400円
(▲1,100円×24回割引あり) |
オプション費用 | ひかり電話:月額550円~
フレッツ・テレビ:825円 |
ホワイト光電話:月額513円
ソフトバンク光テレビ:月額825円 |
※表示価格はすべて税込みです。
※平均通信速度については、「みんなのネット回線速度」の数値を参照
ソフトバンク光は、そもそもがフレッツ光回線を利用したサービスです。
よって、最大通信速度や対応エリアなど、共通している項目が多くあります。
大きな違いは月額料金です。
ソフトバンク光はシンプルに5,720円(税込)であるのに対し、フレッツ光は提示されている月額料金にプロバイダー料金が加算されることになります。
フレッツ光:フレッツ光回線使用料金+プロバイダー料金
ソフトバンク光:フレッツ光回線使用料金とプロバイダー料金がセット
回線の違い
フレッツ光とソフトバンク光は、それぞれ同じ「フレッツ光回線」を使用しているため、回線に違いはありません。
フレッツ光は、回線事業者であるNTTが提供している「回線サービス」です。
それだけでは利用できず、インターネットへ接続するためのプロバイダーと別途契約が必要となります。
一方、ソフトバンク光は「フレッツ光回線」を使用した、プロバイダー料金と回線使用料金がセットになった光コラボと呼ばれるサービスです。
フレッツ光回線以外のインターネット回線については、下記記事も合わせてご覧ください。
プロバイダーの違い
プロバイダーとは、インターネットを使用するためには必ず契約しなければならない接続事業者です。フレッツ光を提供しているNTT東日本・西日本は回線事業者のため、サービスの契約に加えてプロバイダーも契約する必要があります。
フレッツ光に対応しているプロバイダーは300社以上あり、NTT東日本・西日本のウェブサイトで確認できます。
各地域において利用可能なプロバイダーが異なるので、自宅のエリアに基づいて検索し、表示されるプロバイダーの中から選びましょう。
ソフトバンク光のプロバイダーは、「Yahoo!BB」というソフトバンクの運営するプロバイダーです。
フレッツ光はプロバイダーを自分で選ばなければならないのに対し、ソフトバンク光はすでに決められているため、プロバイダーについて検討する必要はありません。
逆に言うと、ソフトバンク光を導入する場合、Yahoo!BB以外のプロバイダーは契約できません。
契約形態の違い
フレッツ光の契約形態は、回線事業者とのインターネットサービス契約のみとなっており、プロバイダー契約は含まれていません。
契約時には、あらかじめ契約するプロバイダーを決めておくと、回線工事の後スムーズにネットの使用が可能になるでしょう。
請求は別々となり、解約に関しても両方の窓口へ連絡する必要があります。
ソフトバンク光は、ひとつの契約で回線事業者とプロバイダーの両方と契約できる、光コラボレーションと呼ばれるサービスに該当します。
回線事業者とプロバイダーそれぞれに手続きや支払いを行う必要はなく、一ヶ所に集約されているので管理しやすいでしょう。
また契約時だけでなく、契約内容の変更や解約などの相談時も同じ窓口へ相談できます。
月額料金の違い
月額料金は、一度契約すると毎月支払うことになるので慎重に検討しましょう。
たとえば、戸建て住宅で比較的リーズナブルな定額プランを選んだ場合で比較すると、下記のとおりです。
- フレッツ光NTT西日本エリア:月額4,730円(税込)+プロバイダー料金(「光はじめ割」1・2年目適用時)
- フレッツ光NTT東日本エリア:月額5,720円(税込)+プロバイダー料金
- ソフトバンク光:月額5,720円(税込)
フレッツ光の月額料金は、NTT東日本のエリアと西日本のエリアで少し差がありますが、いずれもソフトバンク光と違って、別途プロバイダー料金が必要となります。
いずれにしても、フレッツ光+プロバイダーの方が若干高額となる傾向があると言えるでしょう。
通信速度の違い
フレッツ光もソフトバンク光も同じ「フレッツ光回線」を使用していますが、通信速度に関してはプロバイダーの品質や、エリアや時間帯によって変動があるため、一概にどれくらい違うかについて比較することは困難です。
とはいえ、平均通信速度を知ることは利用するサービスを決める際の判断材料のひとつとなるでしょう。
フレッツ光の通信速度は最大1Gbpsですが、平均速度は260Mbpsくらいです。
高画質(4K)の動画視聴に必要な速度は20Mbpsほどなので、十分動画鑑賞を楽しめる速度と言えます。
ただし、この通信速度に関しては、プロバイダーによって異なり、あくまでも目安数値として捉えてください。
一方、ソフトバンク光の最大通信速度は同じく1Gbpsですが、平均速度は約326Mbpsです。
100Mbpsほどの速度が必要となるFPSオンラインゲームなどをプレイするにはソフトバンク光の方が安心して遊べるかもしれません。
対応エリアの違い
フレッツ光もソフトバンク光も全国対応しています。
上記の「回線の違い」のところで言及しているとおり、両社ともNTT東日本・西日本の光回線を使用しているため、対応エリアは同じなのです。
対応エリアの詳細は、NTT東日本・西日本のウェブサイトで確認することができます。
自宅が対応エリアに含まれているかどうか、ぜひ一度確認してみてください。
問い合わせの違い
契約する前に、少しでも疑問に感じることは問い合わせておくと安心です。
問い合わせ先は下記を参考にしてください。
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フレッツ光NTT西日本 |
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NTT西日本Webサイト上のチャットまたはメールフォーム
電話番号:0800-2002116 受付時間:午前9時~午後5時 土日・祝日も受付(年末年始12/29~1/3を除く) |
フレッツ光NTT東日本 |
NTT東日本Webサイト上のチャットまたはメールフォーム
電話番号:0120-116116 受付時間:午前9時~午後5時 土日・祝日も受付(年末年始12/29~1/3を除く) |
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ソフトバンク光 |
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ソフトバンクWebサイト上の問い合わせフォーム
電話番号:ソフトバンク光総合窓口0800-111-2009 受付時間:午前10時~午後7時 |
フレッツ光は、電話での問い合わせ先が各種問い合わせ内容に合わせて、Webサイト上にわかりやすく掲載されています。
ウェブ上の情報だけで理解できない内容を気軽に問い合わせできるでしょう。
一方でソフトバンク光は、事前に電話サポートの予約をしておくことで、指定の日時に折り返し連絡をもらえるシステムとなっています。
フレッツ光のメリット・デメリット
先述したようにフレッツ光は、光回線の回線事業者であるNTT東日本・西日本が自ら提供するインターネットサービスです。
実際のところ、具体的にどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
フレッツ光のメリット
フレッツ光の対応エリアは全国エリアカバー率96.6%*となっており、多くの方が利用しています。
運営母体がNTTということもあり、契約前後に相談できるサポート窓口などが充実しているため、困ったことがあったらすぐに相談できるというメリットがあります。
インターネットは日常生活に欠かせないものですから、疑問・問題解決のためにできるだけ早く対応してもらえるというのは嬉しいポイントでしょう。
参照
フレッツ光のデメリット
フレッツ光のデメリットは、キャンペーンが比較的少ない点です。
キャンペーンが少ないと、割引やキャッシュバックのサービスを得るチャンスが少ないので、料金の面であまりお得を感じられません。
また、光コラボと比較すると、光回線事業者以外に、別途プロバイダーとの契約が必要となる点は手間となるため、デメリットと言えます。
ソフトバンク光のメリット・デメリット
ソフトバンク光は、「光コラボレーション」と呼ばれる、2015年にNTT東日本・西日本が始めたインターネット回線サービスのひとつです。
回線事業者とプロバイダーが一体化したことで一見便利に思えますが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
ソフトバンク光のメリット
フレッツ光と比べた際のソフトバンク光のメリットとして第一に挙げられるのは、請求先が一本化してわかりやすいということでしょう。
契約に関してもワンストップで行えるため、プロバイダーを探す手間もありません。
光コラボレーションに共通して言えることですが、回線使用料と別にプロバイダー料金を支払う必要がないのです。
契約や支払いなどの対応を一ヶ所ですることができると、生活上の事務手続きがシンプルになります。
また、もうひとつのメリットとしては、月額利用料が比較的安いことが挙げられます。
加えて、他社からソフトバンク光に乗り換える場合、乗り換えにかかった違約金などの費用を上限10万円まで負担してもらえるという制度や、ソフトバンク光の工事費が無料になるキャンペーンなど、お財布に優しいサービスが多くあります。
ソフトバンク光のデメリット
ソフトバンク光のデメリットのひとつは、Wi-Fiを利用するために「Wi-Fiマルチパック」と呼ばれるオプションを購入しなければならないという点です。
「Wi-Fiマルチパック」単体だと月額1,089円(税込)の支払いが必要となりますが、ホワイト光電話と光BBユニットレンタルと合わせたオプションパック(税込550円)を契約すれば約半額でWi-Fiの利用が可能になります。
ただし、別途無線LANルーターを用意すれば、これらのオプションへ加入する必要はありません。
フレッツ光とソフトバンク光はどちらがおすすめ?
ここまで、フレッツ光とソフトバンク光について紹介してきましたが、「結局のところ、どちらを選んだらよいの?」と迷う方もいるでしょう。
それぞれ、どんな人におすすめできるのか紹介しますので、参考にしてください。
フレッツ光がおすすめの人
フレッツ光がおすすめの人は、プロバイダーを自分で選びたい人です。
プロバイダーを別に契約しなければならないのは、フレッツ光のデメリットでもあるのですが、好みのプロバイダーがある人にとっては、大きなメリットです。
プロバイダー独自のオプションやキャンペーンに精通し、自分好みのプロバイダーを契約しましょう。
ソフトバンク光がおすすめの人
ソフトバンク光がおすすめの人はソフトバンクのスマホを使っている人です。
なぜなら、おうち割引セットを申し込めば、スマホ1台につき最大1,100円(税込)の割引になるからです。
たとえば、家族が3人ソフトバンクのスマホを使っていれば、毎月3,300円(税込)の割引になります。
また、光コラボサービスとなっており、ワンストップで申し込みが可能となっているため、簡単に契約をしたい方にも向いていると言えるでしょう。
フレッツ光からソフトバンク光へ乗り換える方法
まずは、フレッツ光からソフトバンク光へ乗り換える、「転用」の手続きについて説明します。
ソフトバンク光はフレッツ光回線を利用しているため、現在フレッツ光を利用している方であれば、工事不要で乗り換える「転用」という手続きで、ソフトバンク光を利用することが可能です。
■乗り換え手順
- フレッツ光から転用承諾番号(11桁)をウェブサイトか電話で依頼し、取得する
※転用承諾番号の有効期限は15日間
- ソフトバンク光に転用の申込みをする
- フレッツ光で利用していたプロバイダーの解約をする
- ソフトバンク光から「ご利用開始のご案内」がSMSか郵送で届くため、必要事項を記入し登録または返送する
- ソフトバンク光への切り替え日になったら、通信機器の設定・接続をする
フレッツ光のポイントやプロバイダーのアドレスは、転用手続き後使えなくなるので、注意してください。
ソフトバンク光からフレッツ光へ乗り換える方法
ソフトバンク光からフレッツ光への乗り換えは、「事業者変更(再転用)」という扱いになります。
手順は下記の通りです。
事業者変更(再転用)
- ソフトバンク光で「事業者変更承諾番号」を取得する
- フレッツ光に事業者変更承諾番号を添えて申し込む
- 希望するプロバイダーを契約する
- 工事日の連絡がフレッツ光からきて、工事に立ち会う
- 回線終端装置にパソコンを接続・設定し、開通を確認する
- ソフトバンク光でレンタルしていた機器を返却する
ソフトバンク光の解約は、長期割引契約の場合、更新月以外での解約により解除料が発生するので注意してください。
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画像引用元:GMOとくとくBB
今回は、フレッツ光とソフトバンク光の違いやメリット・デメリットについて紹介してきました。
両サービスは同じ回線を使用していますが、料金や実質通信速度などさまざまな違いがあります。
ソフトバンク光は、月額料金の安さやお得なサービスやキャンペーンが魅力的です。
インターネットの使用開始時や乗り換え時には初期費用など、なにかと費用がかかるので、お得なキャンペーンがあると経済的な負担が軽減されるでしょう。
最近では光コラボサービスが主流となってきているため、コスト面や手続きの面で負担の大きい「フレッツ光+プロバイダー」よりも、光コラボサービスの方がおすすめです。
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これから光回線の導入、乗り換えを考えている方は、ぜひ検討してみてください。